2月21日読売新聞より。 化粧品販売会社「悠香(ゆうか)」(福岡県)が手がける「茶のしずく石鹸(せっけん)」の旧製品で小麦アレルギーを発症したとして、京都府内などの女性17人が、石鹸の製造会社と原料メーカーの2社に製造物責任(PL)法に基づき計約1億2000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が20日、京都地裁であった〜〜 茶のしずく石鹸事件とは、当石鹸で洗顔を行っていた人が次々に重篤な小麦アレルギーを発症した、という事件です。2011年に発覚して以来、被害者総数2000名以上を出した大事件でした。 事件をもっと詳しく説明しますと、当石鹸の使用に伴い石鹸に添加されていた小麦の加工物「加水分解コムギ」というタンパク質(グルパール19S)にアレルギー反応を起こし、結果小麦を含む食品を摂取すると重篤なアレルギー症状を起こすようになった、という事件です。患者さんは今までは普通に小麦製品が食べられていた