最新のリストは診断のための「単なる臨床的記述」にすぎず,予防や治療ではない。 世界保健機構(WHO)は,最近分類された「ゲーム障害」の定義に向けて準備を進めており,これは「臨床的に確認でき,臨床的に有意な症候群」だと表現している。 先週,WHOの世界疾病大綱(ICD)の次期版の最新ドラフトに「ゲーム障害」(参考URL)と「有害なゲーム」(参考URL)の二つが加えられるという事案が発生した(関連英文記事)。 このリストはかなり幅広い定義になっており,業界からいくつかの疑問が出てきた。 ― 最も目立つのは「ゲーム障害の犠牲者と余暇をゲームに費やすことにした熱心な消費者を分けるものはなんなのか」というものだ。 GamesIndustry.bizがWHOと連絡を取ったところ,広報担当者はゲーム障害は,ゲーム障害を2つの嗜癖行動の診断項目の一つだと述べていた。これは数年前にICDに追加された賭博障害