ライフスタイルの変化から、女性の飲酒率が増加している。厚生労働省の調査によると、女性の飲酒率は40年前の4倍に上り、20代前半では男性を上回る逆転現象も起きている。女性のアルコール依存症も増えており、女性に対してアルコールへの正しい知識を持ってもらおうという動きも出始めた。(佐々木詩)5~6年で 「500ミリリットルの缶ビール1本分のアルコールが分解されるまで、4時間かかります。たくさん飲むと、アルコールが分解されないまま出勤していることになります」 大阪市天王寺区の「クレオ大阪中央」で先月、女性限定のセミナー「お酒との上手なつきあい方」が開催された。講師を務めたのは、節酒相談や講演活動などを通してアルコール問題に取り組んでいる保健師、野村紀美子さん。アルコールの効用と害などを説明する野村さんの言葉に、受講者は熱心に耳を傾けた。 平成20年の厚労省の調査によると、20~24歳の飲酒率は男性
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