大阪市交通局は3日、市営地下鉄四つ橋線本町駅(西区)で同日朝、男性助役(54)が構内で喫煙したため火災報知器が作動し、電車の運行を一時見合わせるトラブルがあったと発表した。 市営地下鉄では2月10日に全駅構内禁煙が通達されたが、同22日に梅田駅で清掃作業員のたばこの火の不始末が原因とみられる火災が発生し、禁煙徹底を通達していた。交通局は処分を検討するが、橋下徹市長は「服務規律を厳格化する市長のメッセージを挑戦的に無視する行為。過去の事例のバランスなどを考えずに厳罰でいく」と話した。 交通局によると、3日午前7時45分ごろ、本町駅の自動火災報知器が作動。駅員が確認したところ、駅長室内にある給湯室で助役がたばこを吸っていた。報知器作動を知らせる自動放送がホームにも流れ、電車4本の出発を一時見合わせたが、火災でないことが判明したため約1分後に運転を再開、混乱はなかった。 助役は給湯室で朝食を取っ