僕は大学に入るまでサッカー一筋だった。いわゆるサッカーの名門校というところでサッカーをし、ユースの日本代表でもプレーすることもあった。 高校二年生の後半からから怪我をよくし始め、試合に出れなくなった。高校最後の試合は怪我でベンチにも入れなかった。そのときに僕は今までの人生はなんだったんだろう、と考え、サッカーを嫌いになり、やめようと決めた。しかし、15年間も続けてきたサッカーだ。簡単にはやめれなかった。サッカーをしないことで自分を責め、拒食症になるほどであった。そんなとき、知り合いでドイツでずっとサッカーをしている人が僕に連絡をしてきた。「今何してるんだ?サッカーしにドイツに来ないか」と。もちろん非常に悩んだ。しかし、とりあえず行ってみようと思い、行くことにした。しかしながら3カ月近くサッカーをしていなかった身体だ。うまくいくはずがなかった。いろいろなチームのセレクションを受けた。しかし何