ニート、レイブル、失業者、非労働力……。働けない人たちを定義し、指し示す言葉はたくさんある。その中でも最近注目を浴びつつあるのが、孤立無業者、SNEP(スネップ)だ。2006年現在で、約106万人いるとされる。無業状態にある人を「孤立」という観点から照らし出す概念であり、東京大学の玄田有史氏らが定義、提唱している。玄田氏らの論文はインターネット上でも公開されている。本稿では特に断りのない限り、この論文に依拠して話を進めていく。 http://www.genda-radio.com/img/snep_201206.pdf ところで、ここまで読んだ方はこう思ったのではないだろうか。「また何か新しい用語が出てきたのか。ニートと何が違うの?」と。 次々と新しい用語が生まれることで、一般の人にとって分かりにくくなってしまう。そういう側面は確かにあると思う。また、それらの用語がレッテル貼りや偏見を助長
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