ブックマーク / d.hatena.ne.jp/semi_colon (6)

  • 人間の体毛は何のためにあるのか - 蝉コロン

    モジャモジャしてますか?剃ったりしてませんか?そのモジャモジャがあなたを救うのです。 ヒトは他の霊長類と比べると体毛が全然無いんですがそれでもちょっとある。何であるの?という長年人類を悩ませてきた未解決の問題に立ち向かった研究者たちがいたのです。 彼らは、様々な濃さの体毛を持つボランティアを集め、南京虫(トコジラミ)をこっそりと腕に乗せたのだ。何かに気づいたらこのボタンを押してください。すると!よりモジャモジャな人(毛包の密度が高く毛の長い人)の方が、何かが俺の腕を這っていると気付くスピードが早かったのだ!!!腕の毛を剃り落としたらダメ*1!!!全然ダメ!!!そしてその一方で!南京虫の移動速度は毛に阻まれて遅くなる*2!!! つまり!!南京虫などの外寄生虫が!!!血ィ吸うたろかとか肌に向かって移動しても!!!!体毛モジャモジャだと、そこはまさに草木生い茂る大森林!!!!!歩きづらい!!!!

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    pppantsu 2011/12/24
  • 3万年前のDNAから抗生物質耐性遺伝子が見つかる - 蝉コロン

    科学, ゲノムSuperbugs Predate Wonder Drugs - ScienceNOW細菌「持ってたわー。その抗生物質への耐性3万年前から持ってたわー」面白いかと思ったセリフ改変が書いてみるとやたら説明的でがっかりした。ええと、言うまでもなく抗生物質は細菌感染の治療に多大な貢献をしているわけですが、一方で耐性菌の出現も問題になっております。今回の論文はそういう薬剤耐性菌が三万年前にすでにそこら辺にいた可能性を示しています。 http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature10388.html "Antibiotic resistance is ancient" Nature, Published online 31 August 2011僕的には最近お気に入り*1のメタゲノム解析。カナダのユーコン準州

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    pppantsu 2011/09/06
  • 擬態するチョウの超遺伝子 - 蝉コロン

    科学, 動物大型のチョウで有名なオオカバマダラの親戚キオビマダラMelinaea mnemeは羽の模様が7種類あるんだけど、これに擬態するヌマタドクチョウHeliconius numata*1 *2もまた7種類の全パターンを真似できる(動画の1分くらいのとこで比べてます)。キオビマダラの万華鏡写輪眼による幻術の類だと思うんだけど、そうではなく超遺伝子の成せる技だという。 擬態と遺伝子毒を持つあるいは捕者にとって味がまずい生物というのは警戒色とかまあ派手な色彩であったりするけれども、別の種同士が似た様な模様になることをミュラー擬態という。一方、当は毒を持っていないのに毒がある他の種に擬態するのはベイツ擬態。協力的にしろタダ乗り的にしろ、どちらの擬態も鳥とかが「あの模様はヤバイ」と学習することが生存の肝になるので、確実に同じ模様にしていきたい。 ところが今回のチョウどもは7種類の模様の多型

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    pppantsu 2011/08/30
  • 初めてペディキュアをするJCの姿が撮影される(マンドリル) - 蝉コロン

    動物足のマニキュアはペディキュアって知るのってちょっと年取ってからだった。何でペディキュアって別の呼び方なのかね。辞書によると、ラテン語でpesとかped-がfootの意味、manusがhandの意味だってさ。ペダルのペドとマニュアルのマニュか。どうやらお化粧に限ったことではなく、ウオノメ専門医もペディキュアという。ウオノメ専門医?さて、ペディキュアをするJCの映像です。 イギリスリバプールのチェスター動物園で撮影。名前はJC、12歳のオスのマンドリルである。道具を使う動物はいろいろいて、とりわけサルについては別に珍しくはないかもしれないけれど、べ物を調達すること以外に道具を作るというのはあんまり報告がない。これはマンドリルが衛生の目的で木片を使っている映像なのだそうだ。枝を選んで、小さく折って、足の爪の間をキレイキレイしている決定的瞬間でした! 論文:ScienceDirect - B

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    pppantsu 2011/07/27
  • 分類上の立ち位置があいまいな亀 - 蝉コロン

    動物, 科学そしてところで亀は今までその分類上の位置が何だかあやふやだったのだ。 爬虫類のカメとトカゲは近縁ぽい。カタツムリの殻から中身が出てきたらナメクジになるのかなと思っていたように、亀も甲羅から出てきたらトカゲ的なものであってもおかしくはない、漫画的イメージでは。写真で見たら違うかも。マンガで亀が怒ったり驚いたりしたときにトカゲみたいなものがスポーンと出てきてたような気がする。あ、でも口が鳥のくちばしっぽいか?まあいいや、古典的な形態学の観点からはカメとトカゲはちょっと遠くに置かれていた。 「お前は出っ歯だからげっ歯類!」というように過去の研究者は形態を基準にして動物の分類をしていた。「アゴなしは無顎類!」とかね。そして化石とかと比べながらこんな風に分岐してったんじゃないかなどと考えていた。まあそらそうだわな。で、近年はもっとDNAとかで分子系統学なデータも盛り込んできたのだけれど、

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    pppantsu 2011/07/25
  • ダーウィン漸進的進化説を支持する定量的な証拠 - 蝉コロン

    進化は小さな遺伝的変化の蓄積によって起きる。 遺伝子のちょっとの違いで大きな形態変化を引き起こす場合もある生物はその形態の多様性のわりには案外同じような遺伝子を使いまわしていて、特定の遺伝子発現のタイミングとか、どこの細胞でとか、発現量とかの違いが、大きな形態の変化に関わっていたりします。肋骨にするのはやめて甲羅にしとくか、みたいな(2009年7月10日 カメの甲羅にまつわる100年来の謎を明らかに)。 でも、遺伝子がどれだけ変わったらどれほどの形態変化を及ぼすのか、という定量的なとこまではなかなか分かりませんでした。 で、今回をそれを確かめた一例。「Highlights: 進化:進化過程で見られた徐々に進む変化」 http://www.natureasia.com/japan/nature/updates/index.php?id=83821&issue=7353この研究は、ダーウィンが

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    pppantsu 2011/07/08
    ベム「漸進的に人間になりたーい」
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