頭の片側や両側、あるいは後頭部にかけて脈打つように起こる片頭痛の新薬が続々と登場している。片頭痛が起こる原因物質などに直接作用して痛みの発生を予防することが可能で、2021年に入り3種類の薬が発売された。症状が出てから頭痛薬を飲むなど対症療法をしていた患者のQOL(生活の質)を大幅に高めるとして、利用が広がりつつある。「自分の人生が戻ってきた」。兵庫県宝塚市に住む女性(64)は、片頭痛の苦痛か
※2020.8.13 1部加筆修正しております。 生活習慣病のひとつ、糖尿病。 文字通り、尿の中に糖が出る病気です。 では、ここで問題です。 尿の中に糖が出たら なにが問題なんでしょうか? ほとんどの人がこの病気を知っているはずですが、理解している人は少ないように思います。上記の質問に答えられる人も、きっと多くはないでしょう。 というわけで、今日は糖尿病の話。 一般の人が思い浮かべる糖尿病の重症例って、太っていて汗っかきでインスリンの注射が手放せないって感じでしょうか…? そういう人はここから先を読むと、びっくりするかもしれません。 残念ながら、上記の例は中等度。 ここからちょっとグロテスクな表現が出てくるので、苦手な人は気をつけてください。 わたしが病棟でみてきた重症例は ・網膜がやられて失明寸前 ・腎臓がやられて人工透析中 ・手足がやられて壊死、そして切断という人たちです。 見事この3
なぜ今、「上手な医療のかかり方?」ーーデーモン閣下、広島県のがん検診啓発特使も務めていらっしゃるんですね。医療や健康に関心が高いのですか? いや、広島県に昔住んでいたのだ。医療とかがんにことさら興味があったわけじゃなくて、広島県だから貢献してみようかと思ったのが最初に引き受けた理由だ。この広島の活動を厚生労働省の人が知っていて、今回の懇談会の話もあったと聞いている。 ーーデーモン閣下はなぜ今、「上手な医療のかかり方」を考えなければならないのだと思われますか? 我輩も今回、この懇談会に加わるまでは、なぜ今これをやるのかということをはっきりとは知らなかったのであるが、毎回、みんなの会話の中に入っていろいろな人の話を聞くうちに知識も増えてきたわけだ。 そこで我輩が受け止めているのは、これは近い将来、日本の医療危機がやってくるぞということ。もう少し具体的に言うと、多くの医師が働き過ぎであり、疲弊し
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