アフリカ南部のボツワナで350頭を超える大量のゾウが死んでいるのが見つかり、ボツワナ政府は死因を調べています。 周辺を上空から撮影した写真には、複数のゾウが倒れている痛ましい姿が写っています。 保護団体の報告によりますと、ゾウはこの3か月の間に死んだものと見られ、性別や年齢にかかわらずさまざまなゾウが死んでいるということです。 アフリカでは、高値で取り引きされる牙をねらったゾウの密猟が横行し、個体数の減少が問題となっていますが、今回死んだゾウにはいずれも牙が残され、密猟が原因ではないとみられています。 また、ボツワナでは去年、少なくとも100頭のゾウが自然発生した炭そ菌によって死んでいますが、当局は今回の大量死は炭そ菌とは関係がないと見て、死因を調べています。