40年間以上ペンギンの調査・研究・保全活動を続ける。葛西臨海水族園、長崎ペンギン水族館、埼玉県子ども動物自然公園、天王寺動物園、福岡市動植物園、上越市水族博物館などの動物園・水族館の監修をてがけるとともに、『ペンギンの世界』『ペンギンは歴史にもクチバシをはさむ』『ペンギン大百科』など多数の著書、「生き物地球紀行」「ダーウィンが来た!」「どうぶつ奇想天外」「皇帝ペンギン」などテレビや映画の監修も多数つとめる。 ー 上田先生、こんにちは。 今日はお忙しい中ありがとうございます。 上田 こちらこそ。わざわざお越し下さりありがとうございます。 そう、どうしちゃったんですか? ー はい。電話でもお伝えさせて頂いたのですが、4月末で水族館を離れることに致しまして。ちょうど5年間働いたのですが、一度ペンギンとも関係のない世界に身を置こうと思っています。 上田 それは残念だなぁ(笑)。 ー ごめんなさい。
アフリカ唯一のペンギンに救いの手をペンギンは、南半球の広い地域に分布しています。そのうち、アフリカに生息するペンギンはケープペンギンだけです。「ケープ」とは、南アフリカのケープ地方に由来します。 ケープペンギン (C) Ross Wanless/BirdLife South Africaしかし、ケープペンギンの個体数は40年前と比べて約70%も減少し、現在では約5万羽と推定されています。 減少の主な原因は、餌不足です。気候変動などによって生息地と餌場までが遠くなってしまい、さらに乱獲により魚の数が減ってしまったのです。このままでは、十分な餌がとれず、親鳥たちは雛(ひな)を育てることができません。 そこでバードライフでは、南アフリカのケープペンギンを守るため、餌場の近くに新しい繁殖地を作ったり、餌となる魚類の分布を調査するプロジェクトを開始しました。 餌の豊富な新しい繁殖地この活動をさらに進
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