神秘的な色で魅せる石灰棚の湯。藻が大量に発生して石灰棚を汚してしまった経験からここで泳ぐことはできなくなったが、一部裸足で入れる場所が確保されている ©牧哲雄 パムッカレは先述したように、鍾乳石でできたお城のようなまっ白な台地のこと。この石灰棚は、石灰の純白と空の青、水の透明度が混じり合った独特な乳白色がとても美しい。 広大な棚の一部は観光客に開放されており、石灰棚を眺めながら足湯につかることができる。水の流れが数千年もかけて作り出した造形美を、足湯につかりながらボケーっと眺める。いい時間だ。 そして台地の上にあるのがローマ遺跡ヒエラポリスだ。ローマ時代の浴場や列柱、神殿跡が残されており、特に円形劇場はトルコにあるものの中でもっとも保存状態がよいといわれている。 いつも思うのだが、太古の遺跡というのは、崩れているのにどうしてあんなにも美しいのだろう? なぜ完成した姿より美しく見えたりするの
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