photo by SDASM Archives 今、国産の旅客機が世間を賑わせています。 先日、初飛行を行った国産旅客機「MRJ」。日本航空業界の悲願ともいわれたこの機体は、幾度の困難を経てようやく空へ飛び立ちました。「MRJ」は最初に発注したANAから運航を開始し、その後、大半はアメリカでの運航が予定されています。最近では、JALも発注しています。 そんな「MRJ」には、前身となる飛行機が存在します。戦後初の国産旅客機「YS-11」。戦後間もない時期から製作が開始され、初飛行の1962年から現在まで50年以上も日本の空を飛びつづけています。 飛行機の製造を禁じられた戦後日本が、初の国産旅客機「YS−11」を作り出し、「MRJ」といった次世代の旅客機を作り上げるまでのストーリーを、東京大学大学院工学系研究科 鈴木真二先生にお伺いしました。