※2019年5月記事掲載時の情報です。 『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』あらすじ 世界中の図書館員の憧れの的、ニューヨーク有数の観光スポット、世界最大級の知の殿堂。その舞台裏から、この図書館が世界で最も有名である<理由>が見えてくる。 60年代よりアメリカを中心に、様々な場所で現代社会の一部を切り取り記録してきた、ドキュメンタリー映画の巨匠、フレデリック・ワイズマン監督。今回彼が選んだ題材は、世界有数の図書館として知られる、ニューヨーク公共図書館だ。年間300億円を超える予算で運営され、4つの中央図書館と92の分館からなる、世界最大級の“知の殿堂”である。 一つの図書館にまつわる内容だけで、本作『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』の上映時間は約3時間25分に及ぶ。だが本作を鑑賞すれば、この作品がなぜここまで長大となったのかが理解できるはずだ。ここではその理由や、本作がワ