ブックマーク / cruel.hatenablog.com (4)

  • ぼくは「モンティ・ホール問題」がよくわからない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    10月24日に、Change to Hopeというイベントがあって、スティーブン・ピンカーが来日して基調講演をする……予定だったのがコロナで来れずオンラインになってしまったんだが、ぼくがその司会役、というか質問係をおおせつかったのでした。 www.change-to-hope.com で、これは新著『人はどこまで合理的か』をベースに最近のネタを散りばめる講演で、ぼくも付け焼き刃でざっと読んでみました。基は、人はいろいろ数学パズルみたいなものにごまかされて合理性を発揮しにくくなる部分があるのだ、という話や経済学的な合理性の話などで、あとは合理性がいかにしてこれまでの人類の発展を率いてきたか、これからも理性をちゃんと使ってがんばらないといけないよ、というもの。一般向けの講義をまとめたものだそうで、人によっては知ってる話ばかりでつまらないかもしれない。まったく知らなかった目新しい話はない。類書

    ぼくは「モンティ・ホール問題」がよくわからない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    preciar
    preciar 2022/10/31
    こんな何も理解してない状態で、翻訳や司会やってることに驚愕した。「参加者が選んだ扉を、司会者が外れとして開ける事はない」って前提があの問題の要点。視聴者の予想に意味はない/↓選択変えると1/2ではなく2/3
  • 教養とは:漁父の辞と水処理 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary 教養というと、実学に関係ないステータス財なのか、それとも実学にも役立つべきベースなのか、みたいな議論が起こる。だがその区別がない場合もあるし、それが理想かもしれないという気もする。大学の上水道学の講義で、屈原の「漁父の辞」に水処理の基原理が描かれていると、まさに我田引水 (水処理だけに) で強引に読み取ってしまった教授は、なんかそれに近いことをやっていたようにも思う。そこから、直接実学と関係なくても、それと関係あるものを引き出す契機、みたいな教養の捉え方はできないものか? 今日、イベントで教養について話せといわれてあれこれ駄弁ったのですよ。 lms.gacco.org その中で、教養の役割とかいう話になる。こう、教養というと、実学とは離れた古典知ってます、みたいな、ボリス・ジョンソンがホメロスをギリシャ語で暗唱できますとか、日なら四書五経だの漢詩だの

    教養とは:漁父の辞と水処理 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    preciar
    preciar 2022/06/10
    「漁父の辞」の漁父は屈原をあざ笑ったんじゃなくて、その性根の座った点を賞賛してるんだよ。「莞爾」って書いてあるだろ(これが教養や!)/とりあえず「グロテスクな教養」でも読め。教養は差別化のツール
  • ポランニー/イモータン・ジョー/コルナイ:不足の経済と社会権力 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary ポランニー『ダホメ王国と奴隷貿易』は、ダホメでは経済が社会に埋め込まれており、各種交換は社会関係の一環として行われる儀礼でしかない、権力関係の結果として行われるお歳暮やお中元みたいなもの、という描き方をする。だがその見方は片手オチではないか? 各種交換や配布は人々の生存に直結するものであり、その中では、そうした贈与にせよ交換にせよ、そうした行為自体が権力を創り出す。これはコルナイ・ヤーノシュ「不足の政治経済学」の指摘でもある。つまり、そうした経済関係がむしろ社会関係とその権力関係を創り出しているのでは? ニワトリと卵的な面もあるが、社会関係を先に置くのは倒錯ではないのか? 昨日、ポランニー『ダホメ王国と奴隷貿易』の全訳終わった。 cruel.hatenablog.com このは、小さく見れば17-19世紀ギニア海岸での経済システムと、特に奴隷貿易に伴う

    ポランニー/イモータン・ジョー/コルナイ:不足の経済と社会権力 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    preciar
    preciar 2022/06/09
    冒頭の本みたいな社会構築主義がいかに間抜けかというと、状況に鑑みて非効率な社会システムや行動様式は淘汰されるって概念がないから。社会は原因じゃなくて結果。技術や環境の変化に従い変遷する
  • フロイト『夢判断』:フロイトの過大評価をはっきりわからせてくれる見事な新訳 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    新訳 夢判断 (新潮モダン・クラシックス) 作者:フロイト新潮社Amazon 古典をきちんと読まなければ、みたいな強迫観念は、昔は強かったけれど、いまはあまり残っていない。が、フロイトは高校時代に岸田秀に入れ込んだこともあり、またいろんな人がフロイトはすごい、フロイトにかえれ、みたいなことをしきりに言うので、いずれ読まねば、という気持はあった。そして高橋義孝のギクシャクした金くぎ翻訳をなどを読んで挫折し、いやこれはぼくの理解力が足りないのか、これをきちんと理解すると、何かすごい世界が広がるのか、と思っていた。いつの日か、ちゃんと読もう…… そしてその「いつの日か」がやってきた。フロイト『夢判断」新訳だ。 そしてこれは、すばらしい。訳は実に明快でわかりやすい。これまで読んで挫折したのは、何よりも翻訳がダメだったせいだ、というのがはっきりわかる。が、同時にもう一つわかったことがある。フロイトは

    フロイト『夢判断』:フロイトの過大評価をはっきりわからせてくれる見事な新訳 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    preciar
    preciar 2020/11/21
    フロイトは最初から最後まで全部デタラメ。反証可能性も再現可能性も無い妄想文章でしかない。天文学の基となった、と言う以外に価値のない占星術と一緒/誉めてる奴は科学の解らない馬鹿なので、リトマス紙にはなる
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