毎年多くの初詣の人でにぎわう岡山市の最上稲荷の参道沿いでは、元日の混雑を避けるため、大みそかの31日、一足早く年賀状が配達されました。 岡山市北区の最上稲荷は、毎年、初詣の人たちが岡山県内で最も多く訪れます。 とりわけ元日は参道が混雑して年賀状の配達が難しくなることから、参道沿いの商店や住宅には、34年前から1日早く大みそかの日に年賀状が配達されています。 31日は、2人の配達員がオートバイでおよそ100軒の商店や住宅を回り、「年賀状です。来年もよろしくお願いします」などと声をかけながら8000枚の年賀状を届けました。 参道沿いでは、初詣客の受け入れ準備に追われた店の人たちが、手を休めてうれしそうに年賀状を受け取っていました。 土産物店の女性は、「毎年、年賀状をいちばん早く受け取ることができるので、とても楽しみです。年賀状を読んで元気をもらってから忙しい正月に備えます」と話していました。