「ロボットを恋人にできるか―性的パートナーとしてのロボットと性産業―」(西條玲奈) (写真はピグマリオンのパロディ、デルヴォーの作) 若手哲学者の西條玲奈氏が、応用哲学会で発表予定だった論考(パワポ)を、アップされました(↓)。私自身も以前、ロボットのことを考えたことがあるので、興味深く読みました。 http://researchmap.jp/muj87nv0y-1823385/ 氏によれば、人工物であるロボットとの間にも恋愛関係は成り立ちうるものです。恋愛は相互関係である必要はなく、土地や持ち物に対する愛情と同じく、一方的感情であってもよい。氏はそれを「恋愛の主観的定義」と呼び、「恋愛関係に対称性が成立する必要はない」と言われます。 私がやや違和感を覚えるのは、そういうのはフェティシズムの一種ではあっても、やはり普通は「恋愛」とは呼ばれないだろうと思うからです。ロボットという概念を追究し
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