長いこと「朝食を抜くと太る。」と世間一般では言われてきた。その理由として、朝食を取らなかったぶん、昼食や夕食を食べ過ぎてしまうとか、朝食を抜くと体温が下がり、基礎代謝量が減少し、1日に消費できるエネルギー量が減少するため、脂肪が燃焼しずらい体質に変わってしまうという説などがあった。 ところが最新の研究で、朝食を食べることが必ずしも減量ダイエットに効果的でないことがわかったそうだ。 アラバマ大学バーミングハム校のエミリー・ダランダー率いる研究チームは、300人以上の肥満者を対象に、摂取カロリーを同等に調節しながら16週間にわたる調査を行った。結論から言うと朝食を食べた人と朝食を抜いた人の間に減量の差はまったく生じなかったという。 ただし、朝食を抜くと別の意味で影響があるという研究がある。朝食を抜くことは、間欠的な飢餓状態に居ることを強要するため、代謝に影響することはよく知られている。悪い影響