台湾政府は東京電力福島第1原発事故で汚染された食品の輸入を防止する策として、5月15日より日本食品に対する新たな輸入規制の強化を開始しました。今回の日本産食品の輸入規制強化の通知は、台湾側から4月15日に発表しており、予定通りに輸入規制強化が実施されたことになります。 台湾は既に、福島、茨城、群馬、栃木、千葉の5県からの食品に対して輸入を禁止しています。これに加えて、今回の輸入規制強化では、以下の2点が新たに追加されました。 岩手県、東京都、静岡県、愛知県、大阪府など一部都府県の水産品や茶類、乳幼児向け食品やビスケットなどには放射性物質の検査証明書の添付。 日本から輸入されるすべての食品に都道府県別の産地証明書を添付。 日本から台湾への農林水産物の昨年の輸出額は837億円で、香港、米国に次いで三番目に多いだけに、今回の規制強化には多くの関係者に影響を与える形となります。特に、証明書発行によ