嘘をつくと閻魔大王に舌を抜かれる、というのはよくいわれる子供への脅し文句。 しかし成人になっても日常的に嘘をいっている人は多に違いない。アメリカ人は平均で1週間に11の嘘をつくという結果もでている。 米国ではこの嘘をつくという行為と健康との関連性について心理学者グループが実験を行い、正直でいることは心身ともに健康に良い影響を与えることがわかった。 この「正直実験」 は18~71歳までの110名の被験者を対象に10週間にわたって行われた。半数には嘘をつかないように指示をしたが、あとの半数は対照群として何の指示もなかった。 すると嘘をつかないように指示のあったグループは、なかったグループに比べて、10週間の後身体的にも精神的にも健康が大幅に向上したという。 そして両グループとも、嘘の量を減らすように指示されていた週は健康が向上、人間関係がよくなり社会生活の質がよくなった、と証言している。 この