外国作品のやっかいな点は、登場人物の名前がごちゃまぜになること! メモしない限り、大抵の登場人物は途中でこんがらがってしまうよね。「罪と罰」 も例外ではありません。むしろ 「カラマーゾフの兄弟」 よりも大変だと思います。 カラマーゾフの兄弟では、アレクセイはアリョーシャ、ドミートリイはミーチャ、グルーシェニカはアグラフェーナ… 位が分かればだいたい大丈夫。でも罪と罰は、ラスコーリニコフをロジオン・ロマーヌイチと呼んだり、ロージャと呼んだり。ドゥーニャがアウドーチヤ・ロマーノヴナだったり。 … そうなの。「 ・ 」 が付いて、やたらと呼び名が長い のです (きっと名前の並びの意味などがわかれば混乱はしないのだろうけれども)。プリヘーリヤ・アレクサンドロヴナとアウドーチヤ・ロマーノヴナって、どっちが母でどっちが妹なのか(汗) 未だにメモを見ながらでないと区別がつきません。スヴィドリガイロフはビ