個人情報移転に待った=米ネット企業に影響も−EU司法裁 個人情報移転に待った=米ネット企業に影響も−EU司法裁 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)司法裁判所(ルクセンブルク)は6日、米企業が個人情報をEU各国から米国に移転することを特別に認めた「セーフハーバー」と呼ばれるEUと米国間の取り決めについて、情報が十分に保護されておらず無効だとの判断を下した。取り決めに基づき米国で個人情報を取り扱っている企業はインターネット関連を中心に数千社に上るとみられており、今後企業活動への大きな影響も予想される。 裁判はインターネット交流サイト(SNS)最大手の米フェイスブックを利用しているオーストリアの学生が提起。学生は、米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者が、米当局による大規模な情報収集活動を暴露したことで、セーフハーバーに基づき米国に送られている個人情報は「実際には保護されて