パッと見てはこんな感じですが、実に本格的な取材である。このほか、コクヨホールにて枝廣淳子が司会をつとめ、坂本龍一氏も参加したあの対談の映像も写りだされたが、枝廣女史によると、富野監督はやはり未来に対する視野があるため『エコ+クリエイティブ』に買われたとか。以下、取材内容が反映した構想の変遷を簡単に語ります。 当初、富野監督が宇宙エレベーターが胡散臭いと思ったのは、ロケット派のためではなく、宇宙エレベーターの専門家が「ローブ一本」という概念で宇宙に行こうとすることが大きいと思われます。実際、宇宙エレベーター競技会では、風がテザー(ローブ)に大きな影響を与え、テザーが風によってグルグル巻かれたのだ。これを見て、「外力を吸い取りながら、なおかつある方面に向かって移動する動態は無いのかな…」と考える富野は、「そうだ!ならば螺旋状にすればいいじゃないか!」と思ったのです。 しかし、螺旋状以外、やはり
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