アニメ界の巨匠・富野由悠季が10年ぶりに放つ劇場作品『∀ガンダム』。テレビアニメ全50話を『I 地球光』&『II 月光蝶』の前後編に再構成した超大作だ。この合計4時間超の一大SF叙事詩は、いったいどのような過程を経て編集されたのか、そして富野監督が考える映画の本質とは? アニメファンならずとも気になるあんな話やこんな話を、富野監督から直接聞きだしてきちゃいました。読んでから観るもよし、観てから読むもよし。このインタビューで、劇場版『∀ガンダム』がさらにおもしろくなること間違いナシ! --いよいよ劇場版『∀ガンダム』の公開が近づいてきましたが、2000年の東京国際ファンタスティック映画祭で『∀ガンダム』の映画をやるぞ、という話をされてから現在まで、だいぶ時間が経ってますが、その間には何があったんでしょう? 富野監督(以下 富野): まぁ実際の作業に時間がかかっていただけですよ。どのフィルムか