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2009年10月26日のブックマーク (3件)

  • 説教したがる経済学者たち - himaginary’s diary

    大竹文雄氏のブログ経由で、齋藤誠氏のこの論説を読んでみた。 冒頭で 2008年は,マクロ経済学や金融論を専門とする経済学徒にとって試練の年だったと思う。11月19日に一橋大学の兼松講堂で行われた金融危機に関する公開討論の後に,「日経済が深刻な事態に至ったことについて経済学者として責任はないのか」と問う声に向き合わなければならなかった。 と書かれていたので、ここで紹介したのと似たような話か、あるいはロバート・シラーのように経済学者の責任を認める話か、と思って読み始めたら、予想の斜め上を行く論理展開でのけぞった。 こうした言い方は,無責任になってしまうのかもしれないが,今般のバブル崩壊に接して,あらためて「バブルはみんなが作り出すもの」という感想を持った。みんな,自分勝手で,虫がよすぎるのである。資産価格バブルがもたらすもっとも深刻な弊害は,政治家や官僚,投資家や経営者ばかりでなく,普通の市

    説教したがる経済学者たち - himaginary’s diary
  • 恐怖のリフレー・ザ・グレートの巻 - hiroyukikojimaの日記

    飯田泰之さんが、ぼくの新著『使える!経済学の考え方』ちくま新書の書評を以下のように書いてくださった。 2009-10-24 ぼくの経済のベストだというお褒めは、とても嬉しく、照れてしまう。飯田さんは、今をときめく経済学者で、次期の経済論壇を担うであろう人なので、そういう人に拙著を理解してもらえたのは光栄だ。 でも、後半に宣戦布告のようなことがちらっと書いてあって、警戒心が芽生える。シノドスのレクチャーでは、飯田さんは単なる司会者のはずだけど、ひょっとするとそうではなく、司会者仮面をかぶった「リフレ・虎の穴」からの刺客なのかもしれないぞ、と身震いがした。飯田さんのプロレスタイツの前のほうがもっこりしてるのは、アレのせいではなく、栓抜きを隠し持ってるのかもしれない。だとすればぼくも、投げつけるための椅子をリングの下に隠しておかねばならないだろう。これは、リフレ抜け人のぼく(いつからそうなった

    恐怖のリフレー・ザ・グレートの巻 - hiroyukikojimaの日記
  • ケインズとリフレ政策 - himaginary’s diary

    田中秀臣氏の22日のエントリで、一般理論における“ケインズ自身の「流動性の罠」からの脱出法”として以下の3つが挙げられていた。 1)貨幣供給量の増加(名目貨幣量の弾力的な膨張政策) 2)資の限界効率表の上方シフト(産業政策とか期待のシフトとか) 3)清算主義(デフレ政策による実質貨幣量の膨張ないし賃金単位の切り下げ) 以前、日経済の「流動性の罠」模式図というエントリを上げたことがあったが、そこで描いた模式図で分類すれば、 1)と3) [D]の高止まっている実質金利の低下を狙う「リフレ政策」 2) [E]の自然利子率を高めることを狙う「構造改革」 ということになろう。 田中氏は、 (ケインズは) 3)は別な個所でダメである、と考えていて、1)を肯定している と書いている。その3)が駄目な理由は、間宮訳注によると「文の326-328ページ(イ)(ロ)(ハ)で論じられた」とのことだ。手元に

    ケインズとリフレ政策 - himaginary’s diary