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2010年12月17日のブックマーク (10件)

  • http://econdays.net/?p=2457

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2010/12/17
    おお、乙です。
  • 知らないことばかり・書評・大山礼子『国会学入門 第二版』

    さて今回は、大山礼子著、『国会学入門 第二版』。国会は立法府である。言論の府である。国民に選ばれた議員たちが法案を審議する。法案の多くは実は官僚が作っている。僕の国会についての知識は、恥ずかしい話、こんなものだった。そりゃあ、参院で否決された法案が、衆院の2/3の賛成で可決したってのが最近あったから、「これは衆議院の優越」だよね、みたいなことは言える。でも会派ってよく聞くけど政党と何が違うの? とか聞かれたら長時間にわたって「あー」とか「うー」とか言う羽目になるだろう。 で、書はタイトル通りので、国会の仕組みを一般向けに解説しただ。といって、中学の教科書のような箇条書きを散文にしただけって感じじゃなくて、慣習の由来、規則の理念、実態、国際比較と至れり尽くせりだ。文言が堅いけど読んでいてとても面白かった。とくに、国際比較が充実している。簡単に言ってしまえば、単純な国際比較はできないとい

    知らないことばかり・書評・大山礼子『国会学入門 第二版』
  • 殺人の条件・書評・河合幹雄『安全神話崩壊のパラドックス』

    90年代後半から犯罪が激増したとか、増えはしてないけど凶悪化した、という説は誤りである。これはもう旧聞に属すると言っていいだろう。しかしそれでは、何がどうなってそのような説が世に出てきたのだろうか。今回読んだ、河合幹雄著、『安全神話崩壊のパラドックス 治安の法社会学』はその疑問にとても真摯に取り組んだ労作だった。書を読んだ率直な感想は、増えたとか増えてないとか、そんなに簡単に言うんじゃない! というものだ。 書は前半と後半に分けられる(と僕が勝手に思ってる)。前半では統計資料をこれでもかというくらいに丁寧に読み解き、これでもかというくらい丁寧に解説される。後半には日が安全な社会である理由、そしてその社会はこれからも安全なのかという問い、さらに今後どうすべきかについての指針の提案、となっている。 前半の統計分析だが、これが実に見事だった。著者も書いているんだけど、専門家でもここまで詳

    殺人の条件・書評・河合幹雄『安全神話崩壊のパラドックス』
  • シノドスフェア - おおやにき

    ええとなんか以前の記事で書いたのとは別のシノドスフェアが池袋のジュンク堂書店で開催されていて、「現代社会を読み解く「知」」と題されているそちらの方が大がかりなものだったようです。忙しいなシノドス。ご指摘ありがとうございました。>関係筋 で、そちらにはSynodos blogでも紹介されている通り「12人の論者たちが、それぞれの分野でいま読むべき10冊のを推薦する」という企画があって、まあ私も微力ながらお手伝いしたわけです。「ブックリスト法学編」ということで公開されておりますので、ご参照ください。 ついでなのでちょっと解題をしておくと(リスト出すときに書いとけばよかったですな、申し訳ありません)...... 第一に直近の話題である裁判員制度に関連して、しかし以前にも書いた通り来もっとも根的なのは制度の目的自体をどう評価するかということ、言い換えれば「人を裁く」ということの意味を考えるこ

  • 純文学にあって漫画にないものってなんだろう?:日経ビジネスオンライン

    スパルタ教育という言葉がある。 賛否はともかく、この言い回しの意味するところを知らない人はそんなにいないと思う。 が、私が小学生だった頃は、誰も意味を知らなかった。というよりも、「スパルタ教育」という言い方自体が、まだ存在していなかった。一部のインテリ層が使っていた可能性はあるが、われわれのような普通の庶民は聞いたこともなかった。 「スパルタ? 誰だ?」 という感じ。スパルタが古代ギリシアの都市国家名に由来するということすら知らなかった。当時、この種のカタカナを使うのは洋行帰りの知識人に限られていて、そういう連中は「キザなヤツ」と見なされていた。「おそ松くん」に出てくる「イヤミ氏」がその典型だ。下が伸びている。もしかして、赤塚先生にとっては、ナイロンのソックスを履いているというだけで、キザだったのかもしれない。そういえば遠藤周作は「下のクサい文化人」という言い方で、キザな青年をクサして

    純文学にあって漫画にないものってなんだろう?:日経ビジネスオンライン
  • 前代未聞 メガトン級の機密漏えい事件に迫る:日経ビジネスオンライン

    内部告発サイト「ウィキリークス」が世界を震撼させている。世界中の米大使館や領事館からワシントンに送られた外交機密文書が暴露され、米国政府が音で何を考えているのか、どのような情報をどのように分析し、どのような外交を展開していたのか、その外交の「手の内」が明らかになってしまった。また世界各国の首脳たちの秘密や関係諸国の水面下の取引、それに国際外交の舞台裏の駆け引きの一端が、白日の下にさらされてしまったのである。 米国政府はウィキリークスに対する国際的な包囲網を形成して圧力をかけ、創設者のジュリアン・アサンジは2010年12月7日に英国で逮捕。各国政府や民間企業がウィキリークスの「締め出し」に躍起になる中、ウィキリークスを支持するネットの「反乱勢力」が世界規模でサイバー攻撃を仕掛け、世界で初めて格的な「インターネット戦争」が展開されている。 かつて米国と覇権を争っていたソ連ですらできなかった

    前代未聞 メガトン級の機密漏えい事件に迫る:日経ビジネスオンライン
  • 法人税5%引き下げでわかった税理論も実行戦略も欠如した民主党のお粗末

    1955年、東京都に生まれる。東京大学理学部数学科・経済学経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年、大蔵省入省。理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、総務大臣補佐官などを歴任したあと、2006年から内閣参事官(官邸・総理補佐官補)。2008年退官。金融庁顧問。2009年政策工房を設立し会長。2010年嘉悦大学教授。主要著書に『財投改革の経済学』(東洋経済新報社)、『さらば財務省』(講談社)など。 高橋洋一の俗論を撃つ! 元財務官僚の経済学者・高橋洋一が、世にはびこるもっともらしい「俗論」の過ちをズバリ解説。 バックナンバー一覧 12月は来年度予算の政府案作りで慌ただしい。菅政権は支持率急落だが、この時期には国会もなく野党から叩かれない。予算案で国民の関心を引きつけられる。 そこで、菅政権は成長戦略の目玉として、法人税率の5%引下げを固め

    法人税5%引き下げでわかった税理論も実行戦略も欠如した民主党のお粗末
  • 失業者の就労が増えているのは需要不足説と整合的なのか? - himaginary’s diary

    とDavid Andolfattoがブログで問い掛けた。 そこで彼は、以下の2つの図を示している。 最初の図は、失業と就労の間を遷移した労働者の数である*1。就労状態から失業状態に移行した人数(赤線)が景気後退期に増えているのは、経済が需要不足に陥っているという説が予想する通りだが、意外にも、失業状態から就労状態に移行した人数(青線)も同時に増えている。 2番目の図は、失業と労働市場からの撤退との間を遷移した労働者の数である。ここでも、失業状態から撤退状態に移行した人数(青線)が景気後退期に増えているのは予想通りだが、意外にも、撤退状態から失業状態に移行した人数(赤線)も同時に増えている。 この撤退状態→失業状態、および、失業状態→就労状態への遷移フローが増えているのは需要不足説と整合的なのか、というのがAndolfattoの問い掛けである。 これに対しコメント欄では、複数のコメンターが、

    失業者の就労が増えているのは需要不足説と整合的なのか? - himaginary’s diary
  • 日銀短観で緩やかな企業経営環境の悪化を確認! - 元官庁エコノミストのブログ

    昨日、日銀から12月調査の短観が発表されました。ヘッドラインとなる大企業製造業の業況判断DIは9月調査の+8からやや下がって+5、さらに先行きは▲2となりました。しかし、この時期の短観の統計上のクセとして設備投資計画は上方修正されました。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。総じてメディアでは私が感じたよりも悲観的な論調が多かったような気がします。 日銀12月短観、景況感7期ぶり悪化 自動車・電機が減速 日銀が15日発表した12月の企業短期経済観測調査(短観)によると、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は大企業製造業でプラス5となり、9月の前回調査から3ポイント低下した。DIの悪化は2009年3月調査以来、7期(1年9カ月)ぶり。エコカー補助金の打ち切りや海外経済の減速が響き、自動車や電機を中心に景気の回復が足踏みしていることを映した。3カ月先を予想するDI

    日銀短観で緩やかな企業経営環境の悪化を確認! - 元官庁エコノミストのブログ
  • マンガ規制関連まとめ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    今年、日銀行問題と並行して関心を深めていったのが、東京都のマンガ規制関連。ただ僕の中では日銀行問題の方がはるかにリアルに取り組まなければいけない優先課題だったので、何か自分から動くという時間的余裕がまったくなかった。主にネットで書いたり、一回だけネットテレビに出たり、副知事の直接見解聞いたり、都議の人に話を聞いたり、講義で自分の見解を整理したり、その程度だった。 以下はネットに書いた自分の考えをまとめたり(人がまとめたものも含む)したもの。 田中秀臣さんによる東京都「非実在青少年規制法案」問題へのツイートまとめ 自分のマンガ規制に関する考えの初期のものをまとめていただいたもの。1万ビューを超えていてかなり注目されている。まとめていただいて感謝したい。思い違いとか初歩的な疑問もあるが、それでも都議会というか東京都の行政がマンガ規制だけではなく、かなり奇妙でおかしなガバナンスだということが

    マンガ規制関連まとめ - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ