2017年4月の消費税増税に向け、自民・公明党が協議を続ける「軽減税率」。生活必需品などの一部の消費税を8%に据え置き、国民の負担を軽減しようとする狙いがある。ヨーロッパなどの諸外国でも広く採用されており、新聞等のメディアの関心も高い。しかし、以前から公明党が主張してきた低所得者対策としての実質的な効果は期待できるのだろうか。軽減税率導入に伴う課題を踏まえ、これからの格差是正にはどんな取り組みが効果的なのか、明治大学政治経済学部准教授の飯田泰之氏が解説する。2015年9月30日放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「『軽減税率』は本当に低所得層の負担を軽減するのか」より抄録。(構成/大谷佳名) ■ 荻上チキ・Session22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大
1 アベノミクス第二ステージ:その可能性と課題 アベノミクスが始まったのは、2012 年 11 月 14 日、野田佳彦前首相が国会での党首討 論で衆議院の解散を確約したときであるから、アベノミクス始動からちょうど 3 年目を迎える。 当初の期待は高かったアベノミクスに対して、最近は懸念が増している。そうした中、9 月 24 日 に安倍首相はアベノミクス第二ステージを発表した。本稿ではその可能性と課題は何か、また 政府と日銀が果たすべき役割は何かについて検討したい。 アベノミクスの現状:金融政策の当初の成功を打ち消した消費税増税 アベノミクスはデフレ脱却を目指した政策パッケージと考えられる。そのカギは予想イン フレ率を引き上げることにある。予想インフレ率でみる限り、アベノミクスは二つの局面に分 けられる。第一の局面は、2012 年末から 2013 年 10 月まで。この時期は予想インフレ率が
新加入予定だったオーストラリア代表のFBイズラエル・フォラウが今秋のワールドカップ期間中に足首を負傷したため、選手登録を抹消せざるを得なかったNTTドコモレッドハリケーンズだが、フォラウと同じくらいアグレッシブなワールドクラスのランナーを代役として獲得するようだ。 『SA RUGBY』(電子版)など南アフリカの複数メディアは13日、南ア代表ユーティリティBKのジェシー・クリエルが短期契約でNTTドコモに加わると報じた。本人も自身のツイッターで日本行きとドコモ入りを示唆している。 クリエルはまだ21歳だが、英国で開催された今年のワールドカップでは全7試合に出場(6試合先発)。今後の南アラグビー界を背負う超新星のひとりと期待されている。 NTTドコモにはFLハインリッヒ・ブルソー、LOヴィンピー・ファンデルヴァルト、そして今季から加わったSOハンドレ・ポラード、LOエベン・エツベスと、南ア出身
ジャパンラグビートップリーグは開幕節2日目となった14日、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場などでグループA・Bの計6試合がおこなわれ、豊田自動織機、ヤマハ発動機、NTTドコモ、近鉄、NTTコミュニケーションズ、東芝が白星発進となった。 日本代表としてワールドカップで活躍した五郎丸歩は、所属するヤマハ発動機の勝利に貢献し、トップリーグで2人目となるリーグ戦通算1000得点を達成した。 <グループA> ■リコーブラックラムズ 12-39 NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(東京・秩父宮) 3点を追うリコーは前半19分、日本代表でもあるFLマイケル・ブロードハーストの突進でゴール前右に迫り、SOコリン・ボークからのキックパスをWTB長谷川元氣が確保してトライを挙げた。 しかし28分過ぎ、NTTコムは自陣でFL栗原大介が相手ディフェンダーを引き付けてWTB鶴田諒のビッグゲインをアシストし、敵
安倍晋三首相が掲げた「名目国内総生産(GDP)600兆円」目標は、米国の有力エコノミストの間で、世界初の「名目GDP水準目標政策(NGDPLTP)」の試みになるのでは、と期待されている。背景には、従来の手法では経済の停滞局面から脱出できないとの懸念がある。 2008年9月のリーマン・ショック後、米国は連邦準備制度理事会(FRB)による3度の量的緩和とゼロ金利政策に伴う株価上昇によって、デフレ不況を回避し、個人消費や民間設備投資を徐々に回復させてきた。 その結果、FRBは昨年10月に量的緩和政策を打ち切った。今年12月には利上げしてゼロ金利も解除する方向で検討を進めているのだが、利上げに反対する意見もFRB内外に根強い。景気が多少持ち直しても賃金も上がらず、デフレ圧力が解消しない。 要するに、中央銀行が垂れ流すカネにどっぷり漬かってきた実体経済は脆(もろ)く、金融緩和環境がなくなる途端に失速
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