就職活動に就職情報サイトは欠かせないけれど、どう付き合えばいいのか。「リクナビ」を運営するリクルートキャリア(東京・千代田)が学生の同意が不十分なまま、内定辞退率の予測データを企業に販売していた問題を受け、就活生の間ではその利用法について模索が続いている。日本経済新聞社が大学生を対象にアンケート調査を実施(有効回答数400)したところ、就活に就職情報サイトは欠かせないと考える学生が6割近くを占める一方で、これからの就活では、4割が「リクナビの利用は抑える」と答えた。自らの個人情報を守りつつ、情報をより選別して収集しようとする意識が表れているようだ。 就職情報サイトが就活生に便利に使われている理由は、単に興味がある企業の求人情報を見つけるためだけではない。企業への資料請求や、説明会などの情報を得るエントリー機能、選考の口コミ、エントリーシートの記入例など、効率的に就活ができる様々なツールを備