北陸新幹線の敦賀開業が1年半遅れる見通しとなっている問題で、国交省の検証委員会が現地を視察しました。 北陸新幹線の金沢=敦賀間は2023年春の開業を目指していましたが、石川と福井の県境にある加賀トンネルにひび割れが見つかったことや、敦賀駅の工事の遅れにより開業が1年半遅れる見通しとなっています。 国土交通省は工期を短縮するための検証委員会を設置し、5日、森地茂座長が加賀トンネルや敦賀駅を視察しました。 視察には国交省の担当者なども同行し、トンネルのひび割れの現状や対策工事の内容について確認しました。 森地座長: 「工期の短縮でどんなリスクがあってどんな影響があるのか議論を進めているところ。どこまで短縮できるのかもうちょっと議論したい」 検証委員会は10日に工期の短縮案などを盛り込んだ中間報告書を取りまとめる方針です。
菅義偉首相との会食後、記者の質問に答える新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長=2020年12月3日午後、首相官邸、恵原弘太郎撮影 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は6日、NHKの討論番組で、観光支援策「Go To トラベル」の運用見直しを含めた人の移動の抑制策が必要との認識を示した。「『Go To トラベル』も含めて人々の動きと接触を短期間、集中的に減らすことが、今の感染(拡大)を沈静化するために必須だ」と述べた。 尾身氏は、60歳以下の無症状や軽症の人が都道府県境を越えて移動するケースを挙げ、「全く意図せず、感染拡大の重要な原因(になっている)と分かってきた」と指摘。「3密」回避などの感染防止策に加え、人の移動への対策を急ぐべきだと強調した。 医療体制の逼迫(ひっぱく)をめぐっては「早く感染のレベルを沈静化させないと(医療現場は)長くは続かない」と危機感を示した。
女性を対象にした子宮頸がんワクチンについて、厚生労働省は、肛門がんなどを予防する効果も認められるとして男性への接種も承認する方針を決めました。 追加承認されるのは、子宮頸がんの原因となるウイルスへの感染を防ぐ効果があるとして、現在、女性への接種が承認されている「ガーダシル」です。 製造販売する企業が、男性についても肛門がんなどを予防する効果があるとして追加で承認申請を行い、4日、厚生労働省の審議会が「有効性と安全性が認められる」として承認する方針を決めました。 対象は9歳以上で、半年の間に合わせて3回接種します。 厚生労働省によりますと、このワクチンは102の国や地域で男性への接種が承認されていて、このうち少なくとも40か国程度が公費で接種を行っているということです。 日本では、手続きを経て今月中に承認される見込みで、その後、公費で接種を受けられる「定期接種」に加えるかも議論される見通しで
がん(悪性新生物)は日本人の死因の一番大きなものです(厚労省人口動態統計より)。多くのがんは高齢になるにつれて発がんのリスクがあがります。これは主に、細胞に遺伝子の異常が蓄積することや、様々な発がん因子に長期間さらされうること、体の免疫の機能が低下することによると考えられています。 一部のがんについては先天的なものなどの遺伝子の変異などでも起こることがあり、そういったがんは若い人にも起こりえます。しかし多くのがんは多数の因子が原因となって起こる ものであり、発症までには時間がかかるものが多いのですね。 一方、比較的若い人でもがんとなるリスクがあり、さらに一部は明確に防ぐことができるものがあります。それが、今回お話しする「感染症による発がん」です。 感染症による発がんとは 感染症とは、「病原体」が感染することによって起こる病気のことで、風邪やインフルエンザ、今流行している新型コロナウイルス感
オーストラリアの上空で大きな流れ星のような火球が観測され、探査機「はやぶさ2」のカプセルの帰還が確認されました。カプセルには小惑星の砂が入っているとみられていて、待機しているチームがオーストラリア南部の砂漠地帯で回収する計画になっています。 「はやぶさ2」は探査した小惑星「リュウグウ」の砂が入ったとみられるカプセルを地球に帰還させるため5日、カプセルを本体から分離しました。そして、6日午前2時半ごろ、オーストラリアの上空で長い尾を引いた流れ星のような火球として観測され、カプセルの帰還が確認されました。 カプセルは高度10キロ付近でパラシュートを開いてオーストラリア南部の砂漠地帯に着地する計画ですが、現地に入っているチームがビーコンと呼ばれる電波を受信して着地点を割り出したということです。そして、ヘリコプターを使ってカプセルを確認する作業を進め、夜明けを待って回収することになっています。 6
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