ブックマーク / tihara.hatenadiary.org (3)

  • 曲がりなりにも「否定表現」を実用している自動将棋解説システム。 - IHARA Note

    日の日記は、コンピュータ将棋技術を応用した自動将棋解説についての話である。また、「ない」という否定表現についての話でもある。なお、この話は半年くらい前から書こうと思っていたものなのだが、忙しくて書きそびれていた。 さて、一年くらい前からだと思うが、twitter上でコンピュータ将棋が人間のタイトル戦の対局の形勢判断を呟き始めた(@gpsshogi)。例えばこのような具合である。 [(151) ▲3三馬] 645 △同歩▲8六銀△6四角▲7五桂△4二角▲同飛成△6九飛▲8三香成△同金▲同桂成△同銀 (45sec) [(183) ▲8三桂不成] -1702 △同金▲7三桂成△同金▲7五歩△6四桂▲7六角△8五歩▲同角△8四歩▲7四銀△8五歩 (16sec) 最初に何手目の着手であるかが書かれており、次に着手された手が書かれている。その次が評価値であり、プラスなら先手優勢、マイナスなら後手優

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    propella
    propella 2010/05/02
  • ボールのないサッカー観戦。 - IHARA Note

    先日、動画サイトで剣道の試合を見ていたのだが、竹刀を持ったことのない私にはまるで何をしているのかが分からなかった。もちろん防具を身にまとった二人は見えるし、何やら機敏に動いていることも分かるのであるが、どのように竹刀を振っているのかがまるで分からないのだ。竹刀の動きが見えぬまま、どうやら片方が面を決めたらしく、勝負は終了した。コメントを見てみると、どうやら剣道経験者には竹刀の動きがちゃんと見えているようなのだが、私にはさっぱり見えなかった。 最初は速すぎて見えないのかとか、画質が悪くて見えないのかとも考えたが、どうにもそうではない。私は卓球ならそこそこ経験があるのだが、その卓球ならピンポン玉を追うことができるのだ。そう思って今度は卓球の試合の動画を見たのだが、私はピンポン玉を目で追ってはいなかった。二人の選手の動きからピンポン玉の位置を推測して、ピンポン玉を見た気分になっていただけだった。

    ボールのないサッカー観戦。 - IHARA Note
    propella
    propella 2008/10/12
  • 構造と音声。 - IHARA Note

    このブログで何度か同じ日のことを話題にしているのであるが、もう一度その日のことを書く。2004年1月下旬のとある日の話である。その日私は音声の研究会に参加し、そして革新的な概念の発表を目の当たりにした。当時修士二年生の修了間近だった私は、これこそが研究と呼ぶにふさわしいのだなあと感じたものである。日の日記ではその研究の話をする。日の日記、読むには少々工学的なセンスを要する。 まずは予備知識からである。音声の工学的な理論はほぼかたまっている。音声信号の一部を数十ミリ秒切り出して、そのスペクトルを眺めると、(ひとによってずれはあるものの)同じ音素なら似たようなスペクトルの形状をしていることが分かっている。誰の「あ」でもスペクトルはだいたい一緒ということである。これには物理的な裏付けもとれている。人間が五十音のどれを喋ったかというのは、のどから唇(および鼻)までの空間の形状によって定まるとさ

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