ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (7)

  • 幻の粒子「マヨラナ粒子」の発見 -トポロジカル量子コンピューターの実現に期待-

    笠原裕一 理学研究科准教授、松田祐司 同教授、大西隆史 同修士課程学生(現・富士通株式会社)、馬斯嘯 同修士課程学生、芝内孝禎 東京大学教授、水上雄太 同助教、求幸年 同教授、田中秀数 東京工業大学教授、那須譲治 同助教、栗田伸之 同助教、杉井かおり 東京大学研究員らの研究グループは、蜂の巣状の平面構造をもつ磁性絶縁体の塩化ルテニウム(α-RuCl3)において熱ホール効果が量子力学で規定される普遍的な値をとることを発見し、「マヨラナ粒子」を実証することに世界で初めて成功しました。 研究成果は、2018年7月12日に英国の科学雑誌「Nature」のオンライン版に掲載されました。 当初は磁性絶縁体で非常に大きな熱ホール効果が観測されたこと自体が驚きでしたが、さらに綿密な実験を行うことで、「第3の量子ホール効果」ともいうべき前例のない現象を発見することができました。これにより、理論的予言から8

    幻の粒子「マヨラナ粒子」の発見 -トポロジカル量子コンピューターの実現に期待-
  • 光による量子コンピュータの実現に大きく迫る手法を開発 -従来の100億倍の誤り耐性-

    藤井啓祐 理学研究科特定准教授、富田章久 北海道大学教授、福井浩介 同博士課程学生らの研究グループは、光を用いた量子コンピュータを、現在の技術レベルで実現させる方法を開発しました。 研究成果は,2018年5月25日に、米国科学誌 「Physical Review X」に掲載されました。 量子コンピュータは、従来のコンピュータにおけるビットに対応する「量子ビット」をスタート地点としてその実装が検討されてきました。一方で、従来のコンピュータにおいては、電圧の値や電荷の量などアナログ値を離散化することでビットを実現しています。 研究は、光を用いたアナログ量子状態を離散化したGKP量子ビットにおいて、その背景にあるアナログ量をうまく利用することで量子ビットに対するエラー耐性を大幅に向上させることができるという結果です。 量子ビットの背景にあるアナログな物理系の情報をうまく利用することで量子コン

    光による量子コンピュータの実現に大きく迫る手法を開発 -従来の100億倍の誤り耐性-
  • 研究テーマのガレージセール

    閲覧したい方: 学内外の研究者、企業の方などどなたでもご覧いただけます。(開催期間中いつでもお立ち寄りください。) 出品したい方: 京都大学所属の教員・研究者・職員(先着50名) ※ 出品については、備考をご覧ください。 概要 以下の様な、他の人に渡すのは惜しいがこのまま消えゆくのはもっと惜しいという研究テーマやデータ、知見や書籍などを、 一定の条件のもとで他の研究者に譲ろうというものです。 以前やっていたけどもう手をつけられないテーマがあり、誰かに託したい。 所属が変わったため、今は続けられないテーマを誰かに引き継ぎたい。 近々京都大学を離れるが、 データも書籍も知見もぜひどなたかに活かして欲しい。 なお、譲渡可能かどうかの判断は出品者の責任とさせていただきます。 展示会の詳細と受取方法 展示会 2018年2月19日~23日の間、会場にて研究テーマを展示します。掲示

    研究テーマのガレージセール
  • 陸上植物の祖先の特徴をもつ苔類ゼニゴケの全ゲノム構造を解明

    河内孝之 生命科学研究科教授、大和勝幸 近畿大学教授、石崎公庸 神戸大学准教授らの研究グループは、オーストラリア・モナシュ大学、国立遺伝学研究所、基礎生物学研究所、東北大学をはじめとする国内外39の大学・研究機関と共同で、ゼニゴケの全ゲノム構造を解明しました。 研究成果は、2017年10月6日午前1時に米国の学術誌「Cell」オンライン版に掲載されました。 成果で得られたゲノムの知見から、ゼニゴケは、全ての陸上植物が持つ基的な分子メカニズムを祖先的な形で備えていることがわかりました。今後は、ゲノム編集技術などを駆使して個々の遺伝子の機能を明らかにするとともに、様々な解析をゲノム全体で網羅的に行う予定です。こうしたゼニゴケを新たな「モデル植物」とする研究により、未だ解明されていない全ての陸上植物に共通する重要な分子メカニズムを進化学的な観点から明らかにすることができ、さらに、農作物・有

    陸上植物の祖先の特徴をもつ苔類ゼニゴケの全ゲノム構造を解明
  • 脊椎後弯や肋骨形成異常を引き起こす新たな遺伝子変異をマウスで発見

    成瀬智恵 医学研究科附属動物実験施設助教、浅野雅秀 同教授、若菜茂晴 理化学研究所チームリーダー、伊川正人 大阪大学教授らの研究グループは、生まれつき重度の脊椎後弯および肋骨異形成を発症する新規遺伝子改変マウスを開発し、脊椎骨や肋骨の形を決める遺伝子群(Hox遺伝子群)が正常に働くためには、発生過程においてそれらの遺伝子群が発現することを抑制している「印」を正確に取り除く必要があることを明らかにしました。 研究成果は、2017年2月10日に米国の学術誌「FASEB Journal」に掲載されました。 研究者からのコメント ヒトの脊椎骨や肋骨の形成もHox遺伝子群で制御されていることが知られています。マウスを用いた研究の成果から、ヒトでもJmjd3(ヒストン脱メチル化酵素)によりHox遺伝子群の発現が制御されており、ヒトの脊椎後弯症や肋骨異形成症でもJmjd3遺伝子の変異が原因である可能

    脊椎後弯や肋骨形成異常を引き起こす新たな遺伝子変異をマウスで発見
  • 患者さん由来iPS細胞とゲノム編集技術を用いて日本で見出された遺伝性ニューロパチーのメカニズムの一端を解明

    遺伝性ニューロパチーはまだメカニズムが解明されていない病気です。研究ではiPS細胞とゲノム編集技術を使って病態の一部を解明いたしました。今後のさらなる研究、治療方法の開発に役立たせることができればと思います。 研究成果のポイント 近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー(HMSN-P)は、遺伝子変異により運動神経と感覚神経が障害される病気で、その詳しいメカニズムはまだ分かっていない。 HMSN-P患者由来iPS細胞から作製した神経細胞を用いて、患者の脊髄で見られるTFGタンパク質の蓄積を再現した。 患者由来iPS細胞から作製した神経細胞では、不要なタンパク質を分解する働きが低下していた。 ゲノム編集技術を用いて、原因遺伝子変異を修復し、患者由来細胞の病態改善に成功した。 概要 近位筋優位遺伝性運動感覚ニューロパチー(HMSN-P)は、1997年に日において世界で初めて報告された遺伝性ニ

    患者さん由来iPS細胞とゲノム編集技術を用いて日本で見出された遺伝性ニューロパチーのメカニズムの一端を解明
  • 京都大学アカデミックデイ

    ※ 出展者情報、プログラム等を更新しました。(2012年3月5日) 「京都大学アカデミックデイ」は、京都大学が「国民との科学・技術対話」支援事業の一環として、市民や研究者、文系、理系を問わず、だれもが学問の楽しさ・魅力に気づくことができるコミュニケーションの場です。 これは、国民と科学・技術に関わる者が直接対話をすることで、国民の声を、国の政策や学における研究活動に反映させることを一つの目的として始めた取組です。 皆様お誘い合わせの上、ご来場ください。 開催日時

    京都大学アカデミックデイ
    prototechno
    prototechno 2012/03/09
    こたつでサイエンスカフェ!これは行きたい♪
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