総務省は携帯電話の「第5世代通信規格(5G)」を活用したサービスの開発に2017年度から乗り出す。 5Gは現在主流の「LTE」の次々世代となる通信規格で20年度のサービス開始を目指している。通信速度がLTEの100倍になる上、より多くの人が同時にインターネットを使っても通信が途切れない長所がある。総務省は5Gの普及にはこれらの特徴を生かしたサービスの有無がカギを握るとみて、民間企業と協力して開発を急ぐ。 17年度予算の概算要求に関連費用を盛り込む方針だ。通信会社や電機メーカーのほか、自動車メーカーや映像関連企業などの参加を見込んでいる。