20代も後半戦に差し掛かり、じわじわと友人の結婚式に呼ばれる回数が増えてきた。僕はというと残念ながらそんな予定は当分立ちそうにないのだが、高校時代や大学時代を共に過ごしてきた友人達がタキシードに着られて愛を誓ったりスピーチしたりしているところを見るとなんだかちょっと居心地が悪くなる一方で、ああ彼は我々を残して大人になったんだなあという尊敬の念も感じるのである。 はじめに断っておくが、僕は断じて結婚式が嫌いではない。むしろ結構好きだ。久しぶりに友人達と会ういい機会になるし、何よりお酒が飲み放題である。しかも飯も大抵美味しい。今まで出席した結婚式はだいたい飯が美味かった。 久しぶりに友人達で集まって美味しい飯を食べながら酒を牛のようにがぶがぶ飲む、この点においては結婚式は超楽しいのだ。 しかし、だ。 どんかに楽しい結婚式でも一瞬にしてテンションが地底深くまで落ちるイベントが中盤に控えている。