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文化と物語に関するpub99のブックマーク (2)

  • 異類婚と男女の性

    1.猿婿の不思議 『猿婿入り』・『猿の婿殿』或いは簡単に『猿婿』と呼ばれている民話がある 。大体こんな話だ。 ある百姓が、田へ草取りに行って、あまりに草が多いのに難儀し、 「この草を取ってくれる者がいたら、娘を嫁にやるんだが・・・」 と言う。すると、それを聞いていた猿がさっさと草取りを済ませてしまい、 「後で、娘を貰いに行くから」 と行って去る。 百姓は、大変な約束をしてしまったと後悔し、家に帰ると寝込んでしまう。 そこに、長女がやって来る。父は彼女に事情を話し、 「お前、嫁に行ってくれんか」 と頼む。だが、長女は、 「誰が猿の処へ嫁になんぞ行くもんか」 と怒って行ってしまう。 次に次女がやって来る。そして同じ事が繰り返される。 最後に三女(ふみ)がやって来る。三女は話を聞くと 「心配せんで、ままべれ。猿の処にはおらが嫁に行くから」 こうして、三女は猿のもと

  • 「馬娘婚姻譚」の考察による「異類婚姻譚」への一可能性

    「馬娘婚姻譚」の考察による        「異類婚姻譚」への一可能性 馬山鹿男  はじめに 私がはじめて馬と人間の娘の恋愛物語を知ったのは高校生のときである。当時お化けや妖怪に関心を抱いていた私は、柳田国男の『遠野物語』を読み、また実際に遠野の地を訪れるにおよんで、この馬と娘の物語に心惹かれると同時に、なぜこのような物語が語られるのかと疑問に思った。今回「馬娘婚姻譚」と呼ばれるこの物語を考察することによって、高校以来の私自身が抱えてきた問題にあるていどの方向を示すとともに,「馬娘婚姻譚」を含めた「異類婚姻譚」という昔話の一話型に関して提言を試みたいと思う。 まずは馬と娘の恋愛物語がいかなる内容なのか、一例を示しておこう。 事例1 昔、爺さまと婆さまの間に一人の美しい娘がいた。その娘は飼っていた馬と夫婦になってしまったので、怒った爺さまは馬を桑の木に吊るして責め殺してしまった。馬

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