米サンフランシスコで開催された新製品発表会で、復帰後初めて公的な場に姿を現したアップルのジョブズCEO=9日(ブルームバーグ) 米コンピューター・電子機器大手アップルのジョブズCEO(最高経営責任者)は、再発したがんの治療のための肝臓移植手術の執刀医に、メソジスト大学病院で働く、経験豊かなジェームズ・イーソン医師を選んだ。ジョブズ氏は2004年に、まれながんである神経内分泌腫瘍(NET)にかかっていることを明らかにしていた。 テネシー州メンフィスにあるメソジスト大学病院で移植手術の責任者を務めるイーソン医師は、ジョブズ氏の手術後初めてインタビューを受けた。背が高く、穏やかな語り口のイーソン氏は、NET治療のための肝臓移植手術を10件ほど経験したと語った。 同僚によれば、NETは症例が少ないため専門に扱うことは難しいが、イーソン医師には、ジョブズ氏のような患者を治療するための高い資質と経験が