日野自動車は17日までに、3月までに発売を予定していた小型の電気自動車(EV)バス「ポンチョ Z EV」の発売を取りやめたと明らかにした。約30人乗りのコミュニティーバスとしての利用を想定した車両で、中国EV大手の比亜迪(BYD)から供給を受けて日野自が販売する計画だった。調達をめぐり何らかの課題が生じたとみられる。日野自は「個別事業についての経営判断の結果で、理由の詳細は回答を差し控える。エ
新型コロナワクチンは当面、無料接種が続く見通しとなった。だが、いずれ有料化されるのは、誰もがわかっていることだ。ワクチンメーカーはボランティアではないし、国のお金を投入すべき局面も終わろうとしている。だが、その日は思った以上に近づいていて、思った以上に高額かもしれない。 新型コロナワクチンは贅沢品に? 新型コロナの感染症法上の位置づけが、現行の「2類相当」から「5類」に切り替わる。期日は今から約3カ月後、5月8日に決まった。ワクチンの公費接種は4月以降も継続するとの政府方針が示されたが、いつまで無料かはこれからの議論で、2月中にも見通しが示されるという。実務を請け負っている自治体と医療機関は、遅かれ早かれ切り替え準備に追われることになる。 接種を受ける側にしてみれば、最も気になるのはその価格だろう。実施しているクリニックとしても、今後の接種体制に大きく関わる問題だ。 これについては昨年10
「今日は寒いので、コーヒーのご注文も多いですね」 1月下旬、東京都内のマクドナルド店舗で、セットメニューを注文しながら店員に聞くと、こんな答えが返ってきた。 日本マクドナルドは看板メニューの「プレミアムローストコーヒー」を約3年ぶりに全面リニューアルし、1月16日から全店に導入。それとともに、これまで100円(Sサイズ、税込み)だった商品価格を120円に値上げした。報道関係者に配布された資料には、商品リニューアルのこだわりとともに、「本気カフェ宣言」とのキャッチフレーズも掲げてあった。 日本1号店が銀座にオープンしたのは1971(昭和46)年で、すでに半世紀を超えた。現代の消費者にはファストフードのイメージが強いが、運営側はレストランへのこだわりを持ち、以前は別の店舗で「当店はレストランです」の文字を見かけたこともある。 なぜ、わざわざ「カフェ」を強調するのか。事業部の責任者に取材し、活動
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアについて、イギリス国防省は侵攻開始からの1年間で死傷者があわせて17万5000人から20万人に上ったとみられるという見方を示しました。ロシアはウクライナ東部などで多くの死傷者を出しながら猛攻を仕掛けているものとみられます。 ウクライナ各地で今月16日に起きたロシア軍によるミサイル攻撃でウクライナ側は、中部ポルタワ州の燃料施設が攻撃を受けて被害が出たと非難しています。 これについてロシア国防省は17日、ウクライナ軍の関連施設を標的にしたものだと主張し、部隊への燃料の補給を断ったとしています。 一方、ロシア軍は東部のドンバス地域で激しい攻撃を繰り返し、ウクライナのベレシチュク副首相は16日、ドネツク州のバフムトに残る市民およそ6000人に対して危険が迫っているとして早急に避難するよう呼びかけました。 イギリス国防省は17日、ロシアによる侵攻開始からおよそ1年
2月17日の午前10時37分に打ち上げ予定だった、JAXAの次世代主力ロケット「H3」の試験1号機が、発射直前に突然打ち上げ中止となった。ライブ配信では、補助ブースター「SRB-3」が点火しなかったためとのアナウンスがあったが、その後、異常を検知してシステムがSRB-3への着火信号を送出しなかったことが判明している。 【画像】異常を検知した「1段制御用機器」 午後2時から行われた会見では、JAXAの岡田匡史氏(H3プロジェクトチームプロダクトマネージャ)が登壇し、経緯を説明。同氏によると、ロケットの自動カウントダウンシーケンスは予定通り開始され、メインエンジン「LE-9」が着火し正常に立ち上がったあと、ロケット下部(エンジン上部)に設置された1段制御用機器が異常を検知。SRB-3への着火信号を送らなかったことから、打ち上げ中止となった。なお、SRB-3側にも異常はなく、制御用機器が検知した
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