牛の種付け「今でしょ」を通知 富士通、クラウド技術で海外展開 種付けするなら「今でしょ」―。富士通は10月から、雌牛が発情したかどうかの情報をクラウド技術を使って分析し、畜産や酪農農家に通知するサービスの海外展開を始めた。種付けの最適なタイミングを知らせ、農家の負担を軽減する。 牛が発情するのは深夜や明け方が多く、農家は牛の監視が体力的に大きな負担になっていた。富士通は大規模経営の多い海外でも需要が見込めると判断、アジアや欧州で売り込みをかける。 クラウドは情報をデータセンターで一元処理する技術。牛が発情すると動き回る傾向がある。歩数の増加などから発情していると判断するとメールで知らせる仕組み。