アンニョイな午後。洗練された洗濯夫のワタクシは、洗濯物を干す作業に精を出す。 今日は秋めいた風を感じて気分が良かったので、ついでに家族のシーツやら布団カバーも洗濯してあげることにした。鼻歌を歌いながらバスタオルを干していると、愛する嫁が近づいてきた。 そして、事件は起こるべくして起こった。 嫁はワタクシの干したばかりのバスタオルを見るなり、ハンガーから取って違う場所に干そうとし始めた。 ちょと待てちょと待てオネーさん!ワイがせっかく干したモンを何でさっそく取っ払うんや? ここじゃよく乾かんから、こっちに干すのや。 アカン!そこに干されると今洗濯している布団カバーやらが干せなくなるんや。 いや、このバスタオルは今夜使うから早く乾かしたい。 クソ暑いんやからどこでもスグ乾くわ。 いや、ここじゃない。 人の仕事に口出しするんやったら自分で最初からせなあかん。 うっさいねん!ムカつくわ! また逆ギ