タグ

2011年3月26日のブックマーク (5件)

  • 非日常で包まれた街が日常に帰るとき。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    2週間経っても事態は収拾する気配すらない。そんな前ではあらゆる言葉が無に帰していく。 2011.3.21の朝日新聞に東北の自治体の首長2人がコメントを寄せている。岩手県の陸前高田市長と南三陸町長だ。 戸羽太陸前高田市長は、2月の市長選で当選したばかりだったという。過去のニュースを見ると、中選挙区時代に陸前高田を選挙区とした小沢一郎系前県議との接戦に勝ち残ってきたことが分かる。生々しい政治的やりとりがそこにはあったのかもしれない。 それから1ヶ月、彼は、多くの市民と街と、そして自身のとを失いながら、前代未聞の非常時に取り組んできたことが分かる。 記者に語る彼の言葉は長文だが、その率直さに興味を抱いた。 陸前高田市長と南三陸町長が語る誠実な迷い 陸前高田市で培ってきた防災組織について語る。年配の人にもお互い声かけして避難するという決まり事があったようだ。それをやっているうちに多くの命が失われ

    非日常で包まれた街が日常に帰るとき。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月
  • 暫定規制値が招いた混乱 - 月明飛錫

    雑記 | 03:42 | 今月19日に、茨城県が牛乳、ホウレンソウから暫定規制値を超える放射性ヨウ素検出を検出したと発表して以来、「暫定規制値」が話題になっている。特に23日に、東京都内の金町浄水場から放射性ヨウ素が検出され、乳児の水道水摂取を控えるよう呼び掛けらてからは、大きな混乱が生じた。なんと「金町浄水場」は、これを書いている時点で、過去1週間の「Google 急上昇ワード」*1第1位。話題になったのは23日からのはずだから、どれだけ多くの人が水道水の問題に振り回されたのかがよくわかる。 混乱の1つの理由に、今回の暫定規制値の発表について十分な情報が提供されなかったことがあるのではないかと思われる。卑近な話だが、私の困惑を1つの例として書いておく(なお、矢印以下に考えたことを書いた)。(1)枝野官房長官は、福島県で採取された牛乳1検体から検出された放射性物質の量は、日人の1年間の平

  • いまわれわれに力をくれる言葉とは:日経ビジネスオンライン

    来週は震災以外の話題について書こう、と、前回のテキストをアップした時点で、そう心に決めていた。 私自身が地震の報道に傷していたこともあるが、それ以上に、読者がうんざりしているだろうと考えたからだ。 あらゆる情報源が震災一色に染まっている現状は、メディアの健全性を担保する上で好ましくない。 「ただちに健康に影響を及ぼすものではないと」 と、保安院の人間はそう言うだろう。が、そんな保証に何の意味がある? ただちに、ということを言うなら、取り落としたワイングラスにだって、いくばくかの余命はある。即座に粉々に砕けるわけではない。細かく観察すれば、手を離れたワイングラスには、運動方程式に沿った長い落下の過程がある。しかも、着地に至るまでのすべて過程を通じて、グラスの形状は完全に保たれている。大丈夫、撃たれたからといってただちに死ぬわけではない。弾丸が届くまでには、なおしばらくの猶予がある。そういう

    いまわれわれに力をくれる言葉とは:日経ビジネスオンライン
  • カフェ・ヒラカワ店主軽薄 » 非常時の思想について

    3.11の大震災以来、身体の奥で何かがずっとざわめいていて、たまっている仕事の手がつかず、書かなければいけない原稿もそのままになっている。 ずっと、何かを考えていたはずなのだが、何を考えていたのかも判然としない。確かなことは、身体の奥のざわめきが今も続いていることであり、その理由を探しているということだけである。 この二週間、おれはテレビの画面をい入るように見つめ続け、次から次へと書き込まれるツイッターの言葉を読み続けていた。 その合間をぬって仕事場に出かけ、入院中の父親を見舞った。 夕を作り、洗濯をし、アイロンかけをした。 それらは、ここ一年続いてきた日常と同じであるはずなのに、何かが決定的に違っていた。 それは、おれの身体の奥で何かがずっとざわめいていたからだろう。 何かが決定的に違う。何かがざわめいている。 そろそろ、この何かに言葉を与えなくてはならないと思う。 弟一家は仙台に住

  • なぜ、オカンはデマを真に受けるのだろう - kobeniの日記

    こんばんは、kobeniです。私は今週から、自宅待機も終わり、また仕事が始まりました。やっと、少し冷静になってきた。というのが正直なところです。 さて、今回の震災で、「オカン(親)の情報リテラシーがヤバい」と痛感してしまった方はいないでしょうか。 あれは地震の日の翌日だったか、うちのオカンが家に来て、文旦(高知あたりでとれる、でっかいミカンです)を置いていきました。その帰り際にひとこと「ちょっとあんた、有害な物質が含まれた雨が降るらしいから、雨に濡れちゃイカンよ!関係者の人が言ってるらしいから!」 …そうです。コスモ石油の例の件です。 「LPガスなので人体には影響がない」って、LPガスをググれば文系の私でも理解できる内容でした。しかしオカンは、友達からのメールで受け取ったらしく、あっさり引っかかっておりました。 ちなみにうちのオカンですが、60代です。ずっと教員をやってました。新聞は普通に

    なぜ、オカンはデマを真に受けるのだろう - kobeniの日記