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  • 芝山努『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』 - 青春ゾンビ

    『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』(1994)という映画がある。決して出来のいい作品ではない。1980~90年代におけるドラえもん映画の黄金期と照らし合わせてみると、そのストーリーテリングには雲泥の差があると言っていい。おそらく今後もリメイクの対象になることはないだろう。原作者である藤子・F・不二雄も「失敗作」とはっきりと語っているほどで、作品は構成力に欠け、物語の細部の繋がりは曖昧だ。しかし、その不明瞭さが故、今でもカルト的人気を呼び続けてもいる作品でもある。個人的にも妙に心惹かれるものがあって、折に触れて観返している。 現実の世界は、どうしてこんなにつらくきびしいのだろう・・・。 こんな、あまりにもブルージーなのび太の嘆きから物語は始まる。寝坊や遅刻でママや先生に怒鳴られ、ジャイアンとスネ夫にバカにされる。大好きなしずかちゃんにすら冷たくあしらわれてしまう。夢の中では完璧な自分、しかし

    芝山努『ドラえもん のび太と夢幻三剣士』 - 青春ゾンビ
    purintanokami
    purintanokami 2018/03/29
    ラストと夢現であることも好きな理由なんだけど、あの勢いと勇気と挿入歌の疾走感が堪らなく好きだった。のび太が一度死んだ上で戦っているのがイイ。つまりノリがいい。ビッグライトのゴリ押しが最高。
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