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ブックマーク / sajiki.hatenadiary.org (7)

  • 90年代アニメとゼロ年代アニメ - Flagile Happines

    ゼロ年代アニメの語られ方ってエヴァ以降としてのセカイ系とその反動としての決断主義という流れと、秋葉的な「萌え」文化とその派生系である日常系という切り口が多いように感じていた。で「萌え」とか「キャラ」とかもエヴァが起点とされ、つまりゼロ年代アニメとはエヴァ以降なのだ!と強引にまとめられることが多かった気がする。そのおおまかな流れの認識に異論はない。が、じゃあゼロ年代アニメは新しいものが何もなかったのかと言われればやはりそれは違うだろうと思う。 というのも、まどか以降今年になってむさぼるようにアニメ観ているのだがほんと最近のアニメはよくできてますわ、というのが正直な感想なのです。ただ、この「よくできている」というのはいい意味でも悪い意味でも使っている。どういうことかというと完成度が高いということだ。では、なぜ完成度が高いことが悪い意味になってしまうのか。 例えば「あの花」はよくできたアニメだ。

    90年代アニメとゼロ年代アニメ - Flagile Happines
  • 非日常は共有化されないといけないのか〜日常系について思うこ - Flagile Happines

    http://d.hatena.ne.jp/sajiki/20110428/1303961831の続き。 1.そもそも非日常って何? 前回の記事では個人レベルの非日常とは、必ずしも他者とは共有できないというのが大まかな話であった。だとすると、日常の中に非日常が存在する、というのはありうる話である。さらに言えば日常と非日常は二分法で区別されるものではなく、地続きなものであるということはありうる。 では、なぜ僕は日常/非日常を区別したがるのだろう。初期村上春樹作品において顕著だと思うが作品のはしばしに「これは社会的にはどうってことない話だけれど、僕にとっては重要な話なのです」という意識があった。 村上春樹は学生運動をリアルタイムで経験した世代なので、みんなが共有する非日常に警戒心をもっていたのだと思う。 そう、人が非日常というとき、あるいは日常系作品に物語性がないというとき、それは世間が共有で

    非日常は共有化されないといけないのか〜日常系について思うこ - Flagile Happines
  • 魔法科高校の劣等生 一章雑感 - Flagile Happines

    達也さんがかっこ思える理由は、大人だけど子供というところだろう。ハードボイルドとソフトボイルドの中間、ハーフボイルドともいえる感じかw。 どこらへんがハーフボイルドかというと、周りの美少女女子高生を見てもたじろかない程度には大人だが、彼女ら彼らの子供じみたしぐさをみて「やれやれ」と思う程度には子供というところかな。当のハードボイルドだったら、子供はそもそも相手にしないで優しく接するか、見捨てる。なぜなら割り切った人間関係を作る/作れる環境にいるのが大人だからだ。だから無理してこどもに付き合う必要がないし、そうした場合でもある程度距離感を保つことができる。 それとは違い、学園生活はいやでも人間関係を作らなければならない。達也くんはそれまで大人と付き合ってきたせいで同学年の子が子供に見えてしまうのだけれど、そこで距離感を保った関係を築くことができない。 で、美少女に出会っても、まあ一応外見を

    魔法科高校の劣等生 一章雑感 - Flagile Happines
    pushol_imas
    pushol_imas 2011/05/18
    ああ、ディタッチメント時代のハルキ作品の主人公の影はちょっと感じるかも
  • 日常は冒険に満ちている〜アニメ「日常」・よつばと - Flagile Happines

    さて、日常・非日常と人は区別したがるけれどそれは一体何だろう?もっと言えばぼくが個人的に考えをまとめんとなあという気分が大きい。 アニメ「日常」のニコニココメントを見ると、よく「非日常じゃん」というつっこみをみる。 たしかに日常的にシャケがふってくることはありえないw。が、アニメ「日常」はやはり日常を描いたアニメなのだ。 「よつばと」はよつば視点からみるとただの日常も冒険に満ちている作品である、という評をよく見かける。こども視点であること、よつばのキャラクター性が根拠にそう言われているのだろう。もちろん、その点で異論はまったくない。 そっから転じて我々の日常はどうだろうか。いきなり、私事の話になってしまうが、今年度から私の生活する環境が一変してしまった。ぼくにとってこの一ヶ月あまりの出来事はとても非日常的出来事だったのだけれど、言葉にすると生活環境が変わりましたの一言で済んでしまうw。 そ

    日常は冒険に満ちている〜アニメ「日常」・よつばと - Flagile Happines
  • セカイ系空気系再々考察 - Flagile Happines

    ずっと考えてきた問題なのだけれど、ネット上ではじめに考察したのはこれでした。 .お気に入り..セカイ系と空気系(日常系)と決断主義物語のつながり? http://togetter.com/li/37205 で、再考察のほうは海燕さんの同人誌でゲストコラムで書かせていただきました。 電子書籍版『BREAK/THROUGH』発売の件及び書籍版再販について。 Something Orange http://d.hatena.ne.jp/kaien/20110303/p2 ここで書かせていただいたコラムをようやくすると、日常系と空気系と便宜上言葉を分けました。んんで、どう違うかというと、読んでいてキャラクターの成長をわかりやすく説明するのが日常系、一見わからんが読書側で補強しろというのが空気系としました。そこらへんをくわしく知りたい方は、どうぞ海燕さんの『BREAK/THROUGH』をよんでくださ

    セカイ系空気系再々考察 - Flagile Happines
    pushol_imas
    pushol_imas 2011/04/02
    これは自分でも書かんとなあ/自分の関心に引きつけていうと、やっぱりリアリティかなあ。学エヴァの時は学園生活の空気を丁寧に作ってたのが好感だったんだよなあ
  • 盗用、盗作、オマージュ、インスパイア問題〜サンプリングとは何んぞや編 - Flagile Happines

    数ヶ月前に、いずみのさんと盗作と盗用の違いについて話をさせてもらった。んで、コンセプト的にはオレン○レンジ正しいよね?と言われ、あわわとなってしまった。なぜ、あわわとなったかというと、たしかにいずみのさんのロジックは納得できるのだが、僕はオレン○レンジが嫌いだからだ。「コンセプトは正しいけど、嫌い」というのは後日考えて自分なりには解決できたのだが、人に説明するとなると難しい。特に音楽知らない人に対して去年のJPOPアーティストと某ヴォーカロイドの問題の何がまずいのか?さらに言うと サンプリングって何? と、聞かれたときの困惑、というかその問いにさらっと説明できない自分に腹が立ったのでここに書いてみる。 ただ、盗用だろうがインスパイアだろうが「生産された作品がよければ良い」という結論に達した。どっちもやっていることは似ているのだがオレン○レンジは嫌いだけど、中田ヤスタカ氏作品は悪くないと思っ

    盗用、盗作、オマージュ、インスパイア問題〜サンプリングとは何んぞや編 - Flagile Happines
  • 次世代型ヒーロー?ドラゴンボールのラスト - Flagile Happines

    ドラゴンボールが対ブウ戦で、最後に使った技が元気玉ってけっこう重要なんじゃないかな。 自分一人の力ではどうしようもなくて、みんなに協力を求めた、という点で。 だから悟空のミスターサタンが当のヒーローかもしれないな、という台詞はこれからのヒーロー像というのは自分一人で問題を解決するタイプではなく、みんなの協力、支持を集めるタイプが求められるのではないか、というメッセージに見れなくもない。 そういう意味ではちょい江戸のミシェルはまさしく『そういうタイプ』のヒーローだと思うんだよね。 みたいなー。 追記 ここで引き合いに出すのはむしろワンピースのルフィだよね、て今気づいた。

    次世代型ヒーロー?ドラゴンボールのラスト - Flagile Happines
    pushol_imas
    pushol_imas 2011/02/07
    確かにミシェルのあの強さはそうかも
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