2008.9.25 特別講義「現代学 暴力論」 「マンガと暴力」(2)『ザ・ワールド・イズ・マイン』論 04)「理想」と「虚構」 戦後という時代 70年頃の変容 「理想の時代」→「虚構の時代」(大澤真幸)〈現実(ルビ=リアリティ)は、常に、反現実を参照する。[略]現実の中のさまざまな「意味」は、その反現実との関係で与えられる。「意味」の集合は、まさに同一の反現実と関係しているがゆえに、統一的な秩序を構成することができるのだ。〉〈「反現実」は、「理想→(夢→)虚構」と順に、版現実の度合を高めてきた[略]理想は、未来において現実へと着床することが予期されている反現実だが、虚構は、それがやがて現実化するかどうかに不関与な反現実だからである。〉大澤真幸『不可能性の時代』岩波書店 2008年 1p、3p〈欠如なしに自然に生じてくる過剰な欲望や快楽がある。こうした、欠如とは無縁な過剰な快楽を肯定し
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