大学入試センター試験から一夜明け、都内の大手予備校には自己採点の結果を分析してもらおうという、受験生が続々と集まっています。予備校が集める採点結果は今や全国から45万人分以上で大学受験が予備校頼りとなっている一面が見えてきます。 集めた結果はコンピューターで分析し20日には、志望校ごとに受験生の中での順位を出したり過去のデータから分析した志望校の合格の可能性を無料で判定したりするということです。多くの受験生がこうした予備校のデータなどを基に2次試験の出願を決めていて、大学受験が予備校頼りとなっている一面が見えてきます。 大学入試に詳しいリクルート進学総研の小林浩所長は「少子化のなか予備校間の競争も激しくなっており、学校が手の届かないところをさまざまな形でサポートしようとしている。今後、センター試験の形が変わっても予備校が進路選択に大きく関わる形は変わらないのではないか」と話しています。