過去の記事を読み返していると、これまでパースの思想に関することを、いろいろ取り上げて来たようだ。例えば、「タイプとトークン」、 「アイコン・インデックス・シンボルとレトリックとの対応」、「アブダクションについて 井崎正敏 (2008)「“考える”とはどういうことか?―思考・論理・倫理・レトリック」」、「進化論はなぜ哲学の問題になるのか」の感想2:メタファーとメトニミー」 など。 しかし、個々の項目を取り上げた当時は、パースの思想のことを考えていたつもりはなくて、それぞれのテーマに関することで引っかかって来て、たまたまパースの用語を使っていたようだ。だから、用語の相互の関連性を考えたこともなくて、言葉だけをつまみ食いして使ってきたことになる。 これは、必ずしも私だけのことではなくて、私がそういう言葉を学んだ出典の文章でも、それほど関連性を考えていたようには思えない。このことは、別に他人の理解
![パースの思想のつまみ食いからの脱却 - ebikusu's diary](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f336c4d350761da0357b71f0277fcff78c4f3180/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fe%2Febikusu%2F20110731%2F20110731141712.jpg)