Top Image via Australian Museum オーストラリアとパプアニューギニアの間にある小さな島々、トレス諸島のマレー島にメリアム族は住んでいます。 彼らは儀式がある時には、重量140キロを越す海ガメを何頭もごちそうとして宴に供します。それら、宴用の海ガメは、島の「海ガメ漁師」が無償で、気前よく提供しています。 彼ら漁師は何故、海ガメを無償で提供しているのでしょうか。その結果、何が起こるのでしょうか? メリアム族の海ガメ漁 メリアム族は原住民族で、半径1キロに満たない小さな島マレー島に約430人で暮らしています。その中の数パーセントが海ガメ漁師です。 儀式がある数日前、儀式関係者がその島で一番腕の立つ海ガメ漁師に、海ガメ捕獲を依頼します。依頼された海ガメ漁師は、腕に自身がある若者を数名集め、海へ出ます。 海ガメ漁師は、長年の感を頼りに、大物の海ガメをラグーン(浅瀬)から