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地球温暖化のことは見聞きする機会が多いですが、よく知っているようで、でも腑に落ちているかというとそうでもないのが実状のような気がします。 呼吸で大気中の二酸化炭素は増えるの?サンゴの白化は温暖化のせい?など、地球温暖化の科学・対策にまつわる、よくある質問、素朴な疑問に、国立環境研究所の第一線の研究者がズバリ答えます。
空気中の二酸化炭素を回収して地中や海底に貯留する技術が開発されつつあるそうですが、この技術が実用化されれば、温暖化を心配する必要はないのではありませんか。 芦名秀一 地球環境研究センター 温暖化対策評価研究室 NIESポスドクフェロー (現 社会環境システム研究センター 持続可能社会システム研究室 研究員) 現在のところ、火力発電所などの二酸化炭素(CO2)濃度が高い排ガスからCO2を回収し、地中などに貯留する技術は既に実用段階にあります。この技術は、化石燃料に頼らずに必要なサービス量を得ることができる持続可能なエネルギーシステムを実現させるまでの、つなぎの技術であるということをきちんと認識しておく必要があります。しかし、大気中CO2濃度の増加抑制には即効性の高い技術であり、当面の温暖化対策技術としては有望な選択肢のひとつといってよいでしょう。 二酸化炭素(CO2)を回収して貯留する技術:
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