今回はケン・ シーガルの『Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学 』を紹介したいと思います。一見思考法の本かな、と思いますがアップルの歴史にも多く触れており二通りの楽しみ方ができる本です。 結論を一言でこの本の結論は、シンプルさはあらゆるものに適応できる重要な概念だ、です。以下引用を交えて解説します。 シンプルさとは?そもそもシンプルさとは何でしょうか。感覚的にはわかっているような人も多いでしょうがこの本での定義を確認してみます。 シンプルさを表現するのはむずかしい。それは選択であり、感情や道しるべだ。あなたが足を踏みいれた場所がシンプルさを信じているかいないかはすぐにわかるだろうから、シンプルさは精神と考えることもできる。 シンプルさは、〈頭脳〉と〈常識〉という、ビジネスにおけるもっとも強いふたつの力のあいだに生まれた子どもだ。ちょっと複雑な言い方ですね。ちなみに私は