台湾で78年前、当時の国民党政権が住民の抗議活動を武力で弾圧した「228事件」の追悼式典が行われ、民進党の頼清徳総統は歴史を繰り返さないためにも民主主義や主権を守ることが重要だとして、台湾への圧力を強める中国をけん制しました。 「228事件」は、太平洋戦争後、中国大陸から台湾に渡った当時の国民党政権が、1947年に住民の抗議活動を武力で鎮圧したもので、1万8000人以上が犠牲になったとされています。 事件の発生から78年となった2月28日には、台湾各地で追悼の催しが行われ、このうち台北では、頼清徳総統や遺族などが式典に出席しました。 この中で、頼総統は、台湾の人々の間で使われてきた台湾語で演説し、事件の犠牲者や遺族に対して「私の心はあなたたちとずっとともにある」と述べ、哀悼の意を示しました。 そのうえで、歴史を繰り返さないためにも民主主義や主権を守ることが重要だとして「私たちはみな、中国が