さてさて、都議会における塩村文夏都議に対するセクハラ野次問題が紛糾しております。この野次に関してはすでに様々な方が言及しており、是非について今さら私が書きたてる余地もありません。誰がどう見ても許される野次ではないので。なので、野次を飛ばした人間あるいは政党への責任追及が当然進んでいけばいい話だったわけですが、ここへ来てYahoo!個人ブログで先日公開された山本一郎氏の「セクハラ野次@都議会事件に関する一般論による解説」というエントリーで、微妙にあさっての方向で議論が起こっております。
渡辺真由子(メディアジャーナリスト) 執筆記事|Website|Twitter|Facebook 「あのオッサン議員たちは普段の飲み会とかでも、ああいう発言をしていたんだろうね」というのが、私の周囲の女性たちに共通する見方だ。例の都議会での女性議員に対する、「早く結婚すればいい」「産めないのか」等のセクハラ野次についてである。 酒を飲んだ人間が本性を露わにするのと同様、この議員達は野次という気が緩む形で、「女はさっさと結婚するべき」「子どもを産めない女は劣っている」という自分たちの性差別意識をポロリと出してしまったのであろう。 だが、そうした意識に当該議員らが染まっていることを、本人の個人的問題として片付けてしまっていいのだろうか。メディア・リテラシーとジェンダーを専門とする筆者の立場から言えば、人々が性差別意識を刷り込まれる過程には、メディアによる「社会の空気感」の形成も深く関わっている
18日の東京都議会で、妊娠や出産に悩む女性に対する都の支援について一般質問した塩村あやか議員(みんなの党会派)に対し、男性議員から、「結婚したほうがいいんじゃないか」「産めないのか」等の野次が飛んだ。 この事件は大きな話題となり、ソーシャルメディアやブログを通じて、多くの人が怒りや非難を表明している。 安倍内閣が「女性が輝く社会」をアベノミクスの重要な柱とする最中に発生した本件は、海外からも注目を集めている。 【ネアンデルタール人レベル】 都議会セクハラ野次事件を報道した『Think Progress』には、当惑の声が多数寄せられている。 ・うわ、今21世紀だよね。 ・議員達は国家を助けるために選出されたのにも関わらず、自らのネアンデルタール人レベルの意識から抜け出せていない。 ・男性が女性を支援し幸福にしていたら、出生率と結婚率はこれほどまでに落ち込まなかったと、塩村は発言すべきだった。
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