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「LOVERS」の検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 古い日銀に戻った方がいい人たちがそれなりに多いのはなぜか?:リーク(地ならし)問題異聞 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    古い日銀のひとつのパターンは、リーク問題がある。これについて簡単にメモ書きをしよう。個人的にはこのリーク問題を重視してすでに20数年経過する。黒田日銀では、詳細な政策のなかみが事前に漏れることはほとんどなかった。だが植田日銀はそれを手段として利用しているし、また政府はそれを放任している。昔の日銀も金利とリークの二つの手段で、古い日銀なりの「物価安定」と「金融システムの安定」のふたつの目的を果たそうとしていた。その昔の状態に戻ったというわけだ。だが、古い日銀の「物価安定」とは、デフレ安定であり、「金融システムの安定」は金融市場で日銀に近い勢力を保護するということだった。そこには日本経済や日本で生活する人たちのことは発想外にあった。 さて植田日銀のリークは今回は、おはよう寺ちゃんでも時系列的に発言してきたが、だいたい2月29日(木)、3月1日(金)あたりで「日銀は三月の政策決定会合でマイナス金

      古い日銀に戻った方がいい人たちがそれなりに多いのはなぜか?:リーク(地ならし)問題異聞 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
    • 中国経済メモ:全人代の閉幕をうけて - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

      中国の経済政策に注目が集まっている。理由は、中国経済の様々な原因(デフレ懸念、消費低迷、不動産市場の不況、米中貿易摩擦の不透明性)による経済失速にどの程度対応できる予算措置が行われるかが注目の的だった。結果は予算規模は拡張的ではあるが、GDP比でいってもまた問題の深刻さに比しても不十分だというのがおおかたの評価だろう。個人的には、中国の低迷は政策の失政によるものだが、この予算規模では本格的な低迷離脱ではなく、せいぜい間に合わせの弥縫策的なものにしか思えない。以下では自分で参考になる資料をリンクする。コメントはつけたりつけなかったりで、あくまで自分目線なのはことわりをいれるまでもなくいつもの通りである。 まず中国のそもそもの「国家予算」について。以下の文章が参考になる。 中国の予算法改正と財政ガバナンスの強化(2015)。 https://dl.ndl.go.jp/view/download

        中国経済メモ:全人代の閉幕をうけて - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
      • Risotto Lovers - げひらの草子

        #かっぱTO こんばんは、秋晴れの上に夏を思わせる陽射しの強さで、午前中身内で集まって庭の枝葉を片付けたり、収穫した野菜の整理をしていたんだけど、わりかし肉体労働だったので、だんだん暑くなってきて、長袖シャツを脱いでノースリーブで作業してましたおむこんです。子供たちも頑張ったので、夜はかっぱのお寿司をたらふく食べました。 というわけで、今年最後の祝日も家族であーだこーだ言ってる間に終わろうとしていまして。でも過去の写真を見ていたら、去年は大阪にいたし、数年前はファン感謝デーにいたりと、割とアクティブに動いてる日だったりして、さすがはハス嬢生誕祭。とはいえ朝からカーテン洗ったり、窓拭いたり、シフォンケーキも焼いてくれたり、いつもながらに、今日も感謝です。 いのちの歌 茉奈佳奈(まなかな)ポップ¥255provided courtesy of iTunes 本日のうたしりとり:いのちのうた 明

          Risotto Lovers - げひらの草子
        • 軍事ケインズ主義(?)とロシア - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

          ロシア経済が軍事経済化したため、その軍事支出によって景気が浮揚していて、完全雇用が実現し、インフレはひどいものの、かなりの経済成長を達成している、というのが「ロシア経済を軍事ケインズ主義的にみた見解」だろう。 短期的には高い経済成長率を高いインフレ率という犠牲を払って達成しても長期的にはロシア経済は、軍事部門への依存がもたらす民間経済の衰退(同時にインフレ&強制貯蓄や増税などでの消費低迷)と、資源依存の歪みをさらに深刻化させていることは明瞭だろう。だが短期的にはプーチン大統領の強気をある程度は裏付けているようでもある(2月後半での一般教書演説など)。 それはさておき以下が2022年のGDPランキング さらにFT紙がIMFからまとめた2023年と2024年の予測。 ロシア経済について以下では、いつものように自分にだけ役立つメモ書きをする。他人の便宜などは関心ゼロである。 ロシア経済の最新の概

            軍事ケインズ主義(?)とロシア - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
          • リベラルアーツと経済学史研究 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

            最近、自分の学的な背景を回顧するのではなく、専門研究をしている延長で気が付くことがあった。もともと学者になろうと思ったのは、大学二年生の時で、その時に福原嘉一郎先生の教養ゼミに入った。これは早稲田大学のとてもいい制度だと個人的には思っている。福原先生は旧制高校の最後の世代で、その伝統を自覚的に継承していた。ゼミナールは、単に知識を得る場ではなく、まさに人格的な陶冶を生み出す場だということが、福原先生が言うまでもなく(実際には本当になにかお説教的なことはいわない人だった)自然とゼミの雰囲気になっていた。本当の教養の場だったといえる。それにはさまざまな自由な雰囲気がなければならなかった。もちろん旧制高校はリベラルアーツとして位置づけられていたことの伝統を、なんらか福原ゼミで得ることができたのだと思う。この影響は自分の人生を考える中でも決定的だった。 三年生になって専門ゼミを選ぶ際にも、この福原

              リベラルアーツと経済学史研究 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
            • コアコアCPIで物価目標超えても黒田日銀が引締めしなかった理由はコストプッシュが主で、需要要因でみると物価目標に至っていないため緩和継続すべきと考えた。物価目標を超えてもしばらく続けるオーバーシュートが起きてるとは微塵も思っていない。また日本は米国とは違うとも明言。またコアコアCPIが2%を超えたのは2022年10月からというエントリー - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

              ちなみにコアコアCPIが物価目標2%を超えたのは、2021年10月ではなく、2022年10月から。 そしてこれ以降、総合、コア、コアコアが物価目標を上回っても、それが物価目標を政策対象としての物価がオーバーシュートしたとは黒田日銀はまったく思っていない。 例えば22年11月の黒田総裁講演では、日本での総合、コア、コアコアが2%超えてても需給ギャップはマイナスで、物価が高いのはコストプッシュ要因でありそれはやがて減衰。需要面から物価上昇が高まっていないと判断したので金融緩和継続。 現状がオーバーシュートしていても緩和維持など一言もない(以降もない)。あくまで需要面での物価上昇が目標を超えても緩和継続するという趣旨なのが、黒田日銀のオーバーシュートコミット。また日本と米国の違いも需要面の強弱。米国と日本を比較してインフレ目標2%を両国がこえてるからといって、それでオーバーシュートコミットメント

                コアコアCPIで物価目標超えても黒田日銀が引締めしなかった理由はコストプッシュが主で、需要要因でみると物価目標に至っていないため緩和継続すべきと考えた。物価目標を超えてもしばらく続けるオーバーシュートが起きてるとは微塵も思っていない。また日本は米国とは違うとも明言。またコアコアCPIが2%を超えたのは2022年10月からというエントリー - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
              • ゾンビ企業(仮)と高圧経済の必要性 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                ゾンビ企業というワードがある。個人的には経済学者が安易につかう想像力が不足しているワードだと思う。何年も前からいっていることだが、景気が悪いと「ゾンビ企業」といわれる企業が増えて、景気がよくなると「ゾンビ企業」が減っている。つまり単に総需要不足では、素晴らしい財やサービスを提供できたり、できる機会があっても実現できない、ということにすぎない。もちろん常識的に「こりゃだめだ」という企業もあるだろう。だが、ゾンビ企業と経済学者やマスコミが濫用しがちなこのワードにはいつも注意が必要だともう20年近く思っている。 ゾンビ企業仮説についての批判は、岩田規久男先生の本についてのこのエントリーなど参照。 また景気が回復するとゾンビ企業が減る、つまり企業の経営が好転することでゾンビという偽のレッテルがはがれる、という効果があると思う。以下のデータをみても景気回復局面では「ゾンビ企業」が減少している。 例え

                  ゾンビ企業(仮)と高圧経済の必要性 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
                • 【新宿ルミネエスト】『DAISY LOVERS(デイジーラヴァーズ)』のPOP UP SHOPが6月29日より開催!

                  『DAISY LOVERS(デイジーラヴァーズ)』ガーリーにカジュアルMIXさせたスタイリングを提案 『DAISY LOVERS(デイジーラヴァーズ)』は、株式会社ナルミヤ・インターナショナルが展開するオリジナルブランド。 パラダイスな毎日を自然体で楽しんでいるロコガール。そんな女の子たちのナチュラルなライフスタイルをイメージしており、トレンドアイテムをガーリーにカジュアルMIXさせたスタイリングを提案しています。 POP UP SHOPでは、ここでしか買えないグッズやアパレルが多数販売されます。 『DAISY LOVERS(デイジーラヴァーズ)』のPOP UP SHOPで販売されるグッズ ■ラグランクロップドTシャツ 6,600円(税込) ■カレッジロゴビッグシルエットTシャツ 6,600円(税込) ■カレッジロゴリンガーTシャツ 6,600円(税込) ■マルチボーダークロップドTシャツ

                    【新宿ルミネエスト】『DAISY LOVERS(デイジーラヴァーズ)』のPOP UP SHOPが6月29日より開催!
                  • 山田雄三研究とキャンセルカルチャー問題 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

                    最近は、LGBT問題をめぐるキャンセルカルチャーやwoke問題について書いたり、発言しているが、それは個人的には山田雄三の価値多元の経済学についての専門研究の延長である。 最近の山田雄三の研究は以下。 山田雄三と日本の厚生経済学の歴史(経済学史学会関東部会) https://researchmap.jp/hidetomitanaka/presentations/42666815 キャンセルカルチャー(LGBT問題に特に関連して)とwoke問題について。 (1)不寛容な時代に抗う言論は~肥大化するキャンセルカルチャー問題を考える 田中秀臣, 栗原裕一郎:週刊読書人トークイベント 2023年7月28日 以下に栗原さんの大幅加筆で以下に掲載(予定 8月18日から)。 https://jinnet.dokushojin.com/ (2)論説「LGBT問題で社会の分断煽る「活動家」 断固として抗すべ

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