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きものすなおの検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 虹色のきものをさがして|marikko

    私が産んだのは,かぐや姫か何かなんだろうか。 「7歳の七五三,こんなのはどう?」 娘の目の前に広げたのは,何日か前にネットオークションで一目ぼれして深夜に競り落とした反物で,白地に大きな鶴が飛び立っている意匠のクラシカルなもの。モダンな感じが,はっきりした顔立ちの娘にとてもよく似合うと思った。 ところが娘は一瞥するなり「とりは,ちょっと」と難色を示した。いろも,しぶいし,と付け加える。 「え?ダメ?素敵だと思うけど?」そういいながらも全く提案になびく気配のない娘の様子に私はすっかり驚いてしまった。というのも,娘が私の提案を断ったのがこのときが初めてに等しかったからだ。 「じゃあ,どんなお着物がいいと思う?」 七五三は,長男の5歳も,娘の3歳も私が衣裳を縫い上げた。本やネットを駆使しながら和装を縫うのは簡単なことではなかったが,仕上がったときの満足感にすっかり魅了されてしまった。子どもは2人

      虹色のきものをさがして|marikko
    • Yahoo!きっずの不思議ないきもの

      小学校の高学年になった頃だろうか、家族共用のPCに触らせてもらえるようになった。 しかし、見ていいのはyahoo!きっずから行けるページだけだった。 それでゲームのカテゴリからいろんなページに行ってみたけれど、どれもルールが難しくていまいちハマらなかった。 ただ、あるゲームに併設されていたチャットルームだけは同年代の子どもが多くて楽しく、あっという間にハマってしまった。 そのルームにいるのは小中学生が7割、残りは高校生と大学生と社会人が1割ずつぐらいだったと思う。 私は毎日のようにログインし、「こん」「何歳?」「アニメなにみてる」「私もそれすき」と一生懸命キーを打って会話を楽しんだ。 結構にぎわっているところだったので曜日や時間帯によってもメンツが違い、常に新しい出会いがあるのが嬉しかった。 そんな中、いつ行っても同じ名前を見かけることに気がついた。 近い音で表現すると、そのメンバーは「も

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